親指のひみつ~その人の自我を表す指

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みなさんこんにちは。タイ在住の手相師ミセスKです。

今回から5回に分けて『指』について書きます。

え?手相って手の平の線を観るだけじゃないの?なんて疑問が聞こえそうですが、いえいえ、手相は手の形も観ますし、指も観ます。指はその人の性格や才能や体質を観る重要なもので、人生の羅針盤なようなものですから。

親指の科学

「親指は人の自我を語る」「親指はその人の知能によって差が出る」と言ったのは、フランスの手相家ダンベルチニー。5本ある指の中でも親指はとても大切な指なのです。

親指について科学的に分かっているのは、親指は200万年前に起きた歴史的な進化によって発達し、その時代から私達ホモサピエンスは道具を器用に扱えるようになり、地球上で繁栄し始めたこと。

実際、親指の先と他の指の先を合わせられるのは人間だけ。人間に一番近い動物と言われるチンパンジーでさえ、ピーナッツを親指と人差し指の先でつまむことはできないので、親指がなければ道具を上手く扱うことが出来ないのです。

では、手相で親指はどんなポジションなんでしょうか?

手相の親指~その人の自我を表す

指の中で親指は、ほか4本の指の親分(ボス)的なポジションにあります。手相学の中で親指は、その人の自我を表します。また、その人のご先祖様から引き継いだ『ルーツ』とも言われています。

親指の第一指節と第二指節

また、親指は他の4本の指と違って2つに分かれていますよね。

上記の図のように、上を第一指節、下を第二指節と言い、それぞれに意味があります。

第一指節・・・意志力、忍耐力、または頑固、横暴

第二指節・・・思考力、判断力、または衝動

親指の長さ

親指の標準的な長さは、人差し指の第三指節の真ん中くらいが標準です。

長い親指

標準よりも長く形が良いと、意志力、判断力、そして確固とした自我を持つ生まれながらのリーダータイプ。コミュニケーション能力に長け、社会に適応しやすい人。それはご先祖様から素晴らしい遺伝子を引き継いだ証拠とも言えます。

また、長い親指が分厚く力強い場合は、健康的な人だと読みます。

短い親指

逆に短く不格好な場合、意志力、判断力に欠ける自尊心が低い人で、協調性に乏しく社会に適合しづらくなります。

また、短い親指を持つ人は、高血圧、頭痛、心疾患に悩まされやすいようです。

親指の第一指節と第二指節

第一指節と第二指節は、だいたい同じ長さだと調和がとれた親指の長さとなります。

また、良い意味がでるか悪い意味がでるかは、手全体を見て判断します。

第一指節のほうが長い

そのため、第二指節より第一指節の方が長いと強固な意志を持つ人、または横暴で思慮の足りない人になります。

第二指節のほうが長い

逆に第二指節の方が長いと素晴らしい判断力を持つ人、または衝動的で意志力の弱い人間になります。

独特な形をした”まむし指”

まむし指とういのをご存じですか?

主に親指ですが、第一指節がマムシの頭のように横長で短めな指のことです。

けっこう珍しい指の形ですが、遺伝、特に祖父母から孫へ隔世遺伝が多いと言われています。

頑固者で激しい性格の人が多いと言われています。その頑固さがいい方向に向かえば大成できるでしょうね。

親指に現れる手相

親指には手相鑑定でもよく見かける素敵な手相2つをご紹介します。

仏眼相

仏眼相

仏眼相は、親指の第一指節が猫の目、またはアーモンドのようになった手相です。

仏眼相は『人として成長する手相』。そのために大いなる力から試練を与えられており、若い頃に苦労されている人が多いですが、試練を乗り越えることで人としてのランクを上げるような意味になります。

ファミリーリング

ファミリーリングは親指のつけ根が鎖状になっている手相。

円満な家庭生活を営める幸運を持つ人、”家庭第一”な人の手に出ます。

結婚相手にこのファミリーリングが出ている人は大変幸せ者ですね。

親指のまとめ

手相学のなかでも親指は大切な指。もし可能なら周りの人の親指と比べてみてくださいね。