
みなさんこんにちは。地に足のついた鑑定をモットーにしている手相師ミセスKです。
2021年いろいろな事がありますが、漫画界でも大きなニュースがありました。
悲しいニュースとしては、長期連載漫画『ベルセルク』の作者・三浦健太郎先生が54歳という若さで急死され、32年続いた作品が未完で終わることになりました。悲しい。
そして、この記事を書いている2021年9月29日に、あの『ゴルゴ13』の作者・さいとうたかを先生が永眠されました。こちらも漫画界では大きなニュースですね。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
もう一つ、感動とある種の悲しいニュースが、2009年から続いた『進撃の巨人』が4月に幕を閉じたこと。結末は知りたいけど終わって欲しくない、ずっと読み続けたかったという読者の声がSNSに多く見受けられました。
基本、人気の日本漫画は、漫画雑誌掲載⇒漫画コミック⇒アニメ又はドラマ⇒映画化というコースになり、作品によってはゲームやパチンコ、CMなどに起用されたりします。とはいえ漫画雑誌に載ってもアニメ化まで辿りつけないマンガは多々ありますし、人気がなければ漫画雑誌の掲載途中で打ち切りになってしまう過酷な世界です。
進撃の巨人は日本だけでなく世界でも人気の作品なのでアニメ化、ゲーム化、日本での実写映画はもちろん、これからハリウッドで実写化される予定もある大人気作品。映画プロデューサーは『ハリーポッター』シリーズを手掛けた方らしいので期待大です!
私は『進撃の巨人』はコミックで読む派なので6月に出された最終巻を読み終わりました。
全34巻ですが20巻から読み直して、一気にラストまで読んだのですが、、、主人公のエレンと彼を思うミカサが切なすぎる。
エレン、君は本当に中二病のまま、ままならない状況を打開するために全力を尽くしたんだね。
進撃の巨人を読んでいると、この世界は残酷で、どうにもならない事象があって、人間は偏見に満ちて愚かで弱く、同じ間違いを何度も繰り返す生き物だけど、一面ピュアで切ない生き物なんだなーと心打たれます。
エレンは決して正義の主人公ではないけれど、自分なりのやり方で自分の道をつき進んでいく、彼の事を母親目線で見ると本当に愛おしい男の子で、
母性の強いミカサが、どんな敵からもエレンを守りたくなる気持ちも分かると同時に、エレンとミカサ、二人とも19歳にもなって中2は疎か小学校低学年並みに恋愛は奥手でもどかしく、その不器用さが歯がゆくも愛おしい。
もっと書きたいことはあるのですが、アニメはまだ最終話まで到達していない時期なので、アニメファンのためにもネタバレしない程度に感想を書かせてもらいました。
この作品は残酷な世界を表現するためグロテスクな表現があり、誰にでもお勧めできる訳ではありません。
また、読み方によっては戦争肯定に読めてしまいますが、そうじゃなくて、人間の愚かさと、偏見や排斥が何を産み出すのかを考えさせられる奥深い作品です。
読めそうかなー。観れそうかなーと興味を持った方は、漫画、アニメなどで楽しんでみてくださいね。
※進撃の巨人と一緒に手相にも興味がある方は『父より引き継いだ宿命を背負う兵士~エレンの手相#進撃の巨人』もお読みください。