皆さんこんにちは、タイ在住の手相師ミセスKです。
コロナ禍で何だか落ち着かない気分の方も少なくないでしょうが、いかがお過ごしでしょうか。
もしかしたら貴方よりも、私の方が落ち着いていないかもしれません。
だって今は、世の中の潮目が変わる大変革の時期ですから、次の生活スタイルを見つけ出さなきゃなぁ~と、ちょっとした焦りと共にわくわくしていますから。
たぶんこの2~3年、世の中の変化のスピードはとてつもなく速くなると思います。2010年から2019年の10年間でだいぶ世の中は変わりましたが、それ以上に速いスピードになると予想しています。
これまで良いポジションに就いていた人でも、より良いポジションを継続できる人と、そこから零れ落ちる人とが出てくるはずです。
なかなか怖い話ですが。
同じようにちょっと残念なポジションにいた人たちの中にも、同じポジションに留まる人と、そこから別のポジションに移る人とが出てくるでしょうね。ただ残念なことに、ポジティブな状況に変化できる人はそれ程多くはないかもしれません。特に日本だと。。。
私としては経済的な数量で勝ち負けを決める戦いを止めて、べつの土俵に移りたいと思ったりしてますが、言うは易く行うは難しです。どうしても今、生きていくためにはお金は大切なファクターの一つだと思うのです。
それで最近は、Twitter上で株投資をされている方をウォッチしてますが、たしかに彼らが言う通り、株相場の長期投資で資産を増やすのは手堅いと思います。
しかしコロナ禍の今、それを出来る人はそれほど多くないと思うのです。
これはあくまでも個人の考えですが、株にしろ何にしろ、投資をするなら『2年間収入が途絶えても生活できるだけの資金があること』が参入の第一条件のように思います。
借金した金を投資に回すなんて論外ですよ!もちろん来月分の家賃を投資に回す!のも論外です。
投資とは、余剰資金で行うもの。これは鉄板。
それに加え、貯金はゼロだけど収入の余剰金をすべて投資に充てるという考えにも私は賛成できません。なぜかというと、私の収入源が、いつ途切れるか分からないからです。特に今のコロナ禍では。
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バブル崩壊後に社会人になって、何度か不況を経験してきた者としては、家庭がある人ならば、最低2年は失業しても生活できるだけの貯金をしてから、その後にできた余剰資金を投資に回す、くらい慎重になった方が良いと思うのです。
学費・給食費が払えなくて、子供につらい思いさせたりって親としては辛いですもんね。
20代の独身の人ならもう少し緩く1年くらいの貯金があれば安心でしょうが、家族が増え、年を重ねるごとに保険の額は大きくなるんじゃないでしょうか。
中には3か月くらいの貯金があるなら投資を始めよう!と勧める人がいますが、石橋を叩いて渡る性格の私としては、好景気ならともかく、コロナ禍の時代、予期せず失業者になるかもしれません。リーマンブラザーズの倒産時のように。。。
たぶん今、リストラされても1年以内に再就職できる人は少ないと思うのですが。。。
たとえばタイだと、高給取りとして知られるパイロットさんが、高級外車を使って宅配サービスのバイトをしている、なんて話もありますが、正直この先、元のシフトに戻るかどうかは未知数ですよね。
そのパイロットさんが生活費の3か月分しか貯金がない状態なら、貯金を使い果たす日はそう遠くないでしょう。
貯金が底をつけば持っている株を売り払うことを考えるでしょうが、その時に株価が安かったとしても、生活のためには損してでも売り払うでしょう。
そんな情景が頭に浮かんでくるので、私は投資をするなら2年分の生活費を貯めてからだと考えるのです。
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手相鑑定をしていると、収入は高いはずなのに財運線があまりぱっとしない手相に出会うことがあります。
そのぱっとしない財運線の理由はお話を伺いながら探っていくしかないのですが、その時点では分からない場合もあります。もしかしたら、こうやって景気の波の変動で財運を逃してしまうのかもしれませんね。
あくまでもこれは、石橋を叩く私の価値観が入り込んだものですが、コロナ禍で先行き不安定なの今、投資で安全を確保すべきか?というご質問があれば、私は「今はやめた方がいい」とお答えします。
もう何年も投資を続けている人ならともかく、今この時期に投資に新規参入するのは鴨葱のようなものに思えるのです。
これから投資を始めようかとお考えの方は、一つの参考にしてください。