結婚について考える~斎藤学『「夫婦」という幻想』ブックレビュー

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こんにちは。地に足をつけた鑑定がモットーの手相師ミセスK です。

突然ですがあなたは結婚に対してどんなイメージを持っていますか?

結婚についてのイメージ

結婚とは、

“永遠の愛を誓う関係”

それとも

“人生の墓場”

でしょうか?

私は結婚前は“ 結婚とは永遠の愛を誓う関係 ”だと思ってたんですが、今では、

結婚とは人生経験を積むための修行の場

だと考えるようになりました。

結婚20年になる夫には、それなりに苦労させられましたが、その代わり面白い経験もさせてもらってます。

結婚&出産&子育てによって自分を成長させてもらったし、未婚時代の私よりも今の私の方が好きだと言えるようになって良かったな、って思ってます。

結婚は夫婦お互いが歩み寄るもの

だからと言って、誰にでも結婚を勧める気はないのです。

結婚しない方が幸せな人もいるし、結婚しなくても人生経験は積めますから。

それでも結婚を決めた人には、よくよく心して欲しい事があるのです。

結婚生活を続けるためには、夫婦お互いが歩み寄らなくちゃいけないって事。

どちらか一人だけが我慢する生活なんて歪な関係だし、それは長く続けられませんからね。

大切な自分の時間の無駄だったりします。

ひとりぼっちにならないために

本書『「夫婦」という幻想』は、男性筆者によって世の夫たちに向け書かれてます。簡単に要約すると、

夫たちよ、夫婦という関係に胡坐をかいてたら将来、恨みを募らせた妻たちから三行半を突きつけられ、ひとりぼっちになっちゃうかもしれないよ

という警告だと読みました。

それを一人の女性読者として私は、同じく妻も夫婦関係に胡坐をかいちゃダメだし、この夫婦関係は一生続くものだと思うのは現実逃避だよ、と斜め読みしちゃいました。

筆者の意見を私なりに咀嚼して書くと、

夫婦関係はアパートの契約と同じく、2年に一度更新するくらいが緊張感でるし、環境の移り変わりに柔軟に対応できるようになる。

お互いの同意があるなら夫婦関係は継続したまま外に恋愛を求めてもいいのでは。

チェンジングパートナー(相手を変える)ことが普通になれば夫婦関係に胡坐をかくことができなくなり、より柔軟な関係ができるよね。

などなど、面白い提案でした。

思えば私たち夫婦も、出産・子育てを通して関係が変わってきましたが、これから子の巣立ち、お互いの老い、介護問題などが出てきたら、また関係が変わって来るんでしょうね。

その変化に対応するためにも、男女問わず自分の食い扶持ぐらいは確保して、心身ともに健康を保つ努力は続けていくほうがいいよね、と思うのでした。

婚活中の男女と既婚の男女ともにお勧めの一冊。