2019年7月の読書日記~夜に咳が出て読書に身が入らず

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7月のふり返り

6月27日に喉の痛みを覚え、そこから夜の咳が出る日々が1か月程続きました。病院も2回通ったんですが長く続きました。

そのため読書に身が入らず、読めた冊数は本2冊とマンガ本8冊でした。

時代が変わっても変わらない『商売の基本』邱永漢

どんなに時代が移り変わろうと商売の基本は変わらないことを説いた本書は1995年に出版されました。

たしか4,5回は再読していますが、本書の中で私の心に響いたのが下記。

◆ 商売には向いている人向いてない人がいる
◆ 脱サラするなら40歳がラストチャンス
◆ アイデアに魅力があればお金はついてくる
◆1万円貸してくれる人が何人いるか
◆ 20%の創意工夫が成功の決め手
◆ 趣味を商売に生かすなら小規模で
◆ 魚のいないところに餌まいても役立たない
◆ ブームの新商売は衰退も早い
◆ チェーン店は親元が店を儲けさせようとしているか
◆ 商売は試行錯誤の繰り返し
◆ 成功は苦しみの結果、失敗は油断の結果

手相鑑定で独立起業のご相談を受けるとき、上記の考え方は大いに取り入れております。

アウシュビッツの体験談を心理学者が語る『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル

前々から読んでみたかった ヴィクトール・E・フランクル の『夜と霧』。でもいざ購入するとページを開く勇気がなく積読。怖かったんですよね。

そりゃあナチス時代の強制収容所アウシュビッツ経験者である心理学者が書いた本、なんて聞くと怖い話が出てくるんだろうと想像するのは普通だと思います。

でもいざ読んでみると、私が想像していた怖い話は出てきませんでした。村上春樹の『ねじ巻き鳥クロニクル』のほうがよっぽど怖かった。

アウシュビッツの話って、ナチスは悪でユダヤ人は可哀そうな犠牲者って構図で語られるのがほとんどだと思ってたけれど、ユダヤ人収容者でもナチス側について多くの同胞を苦しめたユダヤ人もいれば、ナチス高官でも自分の出来る範囲でユダヤ人収容者を助けた人もいたという話、なるほどなって思いました。

何人だから悪い、何人だから正義なんて単純な話じゃないんですよね。

サイコパス度が高い人はどの人種にもいて、そんな高サイコパスな人が上の力を持つと周りが不幸になるんだなーと。

さくらももこのヘンテコな世界『神のちから』

古本屋でたまたま見つけて読んでみたんですが、シュールなジョーク満載でニタ笑いさせてもらいました。

さくらももこさんは『ちびまる子ちゃん』が国民的アニメになって大方の日本人が名前を知っている漫画家さんですが、エッセイ『もものかんづめ』なども人気ありましたよね。

ほんわかした作品を創り出している人というイメージですが、本作『神のちから』は、はっきりいってよく判らない!でも何だか引っかかる!のです。

本書は短編マンガ集ですが、なんだか意味の分からない絵画を見せつけられ、変なの、こんなの子供の落書きじゃん!って思いつつも心に引っかかるのと同じ気分になりました。

2003年出版でもう古本屋でしか手に入らない作品なので手放さず自宅の本棚にしまっておきます。

『BLEACH』27巻~33巻

先月から読み始めたBLEACH。33巻は虚圏救出篇になるようです。

息子と一緒に読んでたんですが、体調崩したのもあって途中でギブアップ。BLEACHファンには申し訳ないけど、私はここで終了したいと思います。息子はハマっているようですが。

私は人の名前覚えるのが苦手なもので、どんどん出てくるキャラクターの見分けが追い付かず、息子に「この人誰だっけ?」と聞きながらじゃないと読めないのが合わないゆえんですね。

あのテンポの速さについて行ける人、すごいなー、若いからなんだろうなーて思いました。