祝・連載再開『Hunter×Hunter 』
手相師ミセスKがマンガキャラに手相を作っていく企画。
今回は、祝・連載再開を記念して『Hunter×Hunter 』のメインキャラクターの一人、キルアの手相を考えてみました。
Hunter×Hunter ではこれまで、”クラピカ”と”レオリオ”の手相をご紹介してきました。好きな作品の、好きなキャラクターの手相って考えるのが楽しいですね。でも他のキャラと被らないよう手相を考えるのは大変でした。みんな肉体的には超人的なんですもん。
キルアとは

◆殺人一家ゾルディック家の三男で 暗殺才能に長ける
◆ゾルディック家の後継者として 家族から偏愛される
◆幼少期から電気耐性など殺し関連の訓練を受けた
◆ 命の危険があれば戦闘を回避するよう操られていた
◆ハンター試験でゴンと知り合い強い絆で結ばれ親友となる
◆天性の才能から自信家で怖いもの知らずな発言が多かった
◆ 兄として愛情を持ちつ妹アルカを守ると誓う
◆冷静沈着で頭の回転が速く達観した一面も持つ
◆ギャンブルやお菓子に大金をつぎ込む金銭感覚
◆年取った女性全般苦手⇒好き嫌いがはっきりしている
◆変化形能力者(気まぐれで嘘つき)
では、そんなキルア・ゾルディックの5つの手相を観ていきましょう。
繊細な水の手

手相は変わりますが、手の形は基本変わりません。
しかし、暗殺技術向上のため過酷な訓練で手をナイフより切れるまでに改造したキルア。正直、一般的な手を当てはめるのは難しいのですが、本来持ってそうな手の形は?と聞かれたら”水の手”。
水の手は繊細な感性を表す手の形。細長い手の平と細く長い指が印象的です。
育った環境から本来の性格から大分変ってしまったであろうキルア。元々は繊細だったけれど、泣き言を言えない過酷な環境で育ち、強がりがと無関心が身についてしまったけれど、本来はナイーブだったと想像し、水の手を選んでみました。
偏屈と柔軟性をもつ変形ますかけ線

ますかけ線とは、本来それぞれ一本ずつ出ている感情線と知能線が1本にまとまっている手相線のことです。王者の相、天下取りの相とも言われる、我の強いオレ様タイプな人の手相ですよ。一国一城の主になることを望む人が多いですね。
変形ますかけ線とは、感情線と知能線はそれぞれ出ているけれど途中で接することで、ますかけ線の性質を受け継ぐことになった手相です。
そのため変形ますかけ線は、ちょっと偏屈で、確固とした己を持ちつつも、ある程度周りに合わせるだけの柔軟性は持つ人。
本家ますかけ線よりはマイルドですが、組織の駒として働くのは居心地悪いと感じるタイプですね。
鎖状になった感情線

感情線が全体的に鎖状になっていると小悪魔的な人です。傷つきやすく繊細。寂しがり屋で人にちょっかいを出したがる人もいます。
この感情線は知能線が良ければ、自分に合った環境や人を選び、幸せな人生を送ることができますが、そうじゃないと世間のつまはじき者になりやすいです。あと男性は女好きな男になりやすいです。
キルアもゴンや良い仲間たちと巡り合い、大切な妹を守るという使命を見つけ、自分の寂しさを癒すことができました。良かった良かった。
ちなみに、知能線と感情線とを下記にそれぞれ解説してみました。
途中で折れ曲がった知能線

最初は第一火星丘に向かって横に伸び、途中で月丘に向かって折れ曲がる知能線は、論理的・実務的な知性と、イマジネーションと人との調和を志向する知性と、二つの知性を同時に生かせるタイプ。
これは賢い人の知能線ですよ。
散財する財運線

才能を生かして多額の賞金・報酬を受け取っていたであろうキルア。しかし手にしたお金は全部お菓子の購入にあてるなど、金銭感覚はマヒしている模様。
たくさん入ってもたくさん使って貯蓄ができない人の財運線は、細く短い財運線が水星丘にいくつも並んでいる形。
まあキルアほどの才能があれば、貯蓄がなくても生活に困ることはないでしょうが……。
反抗的な反抗線

反抗線はレオリオも持っている線。年上に対しても態度がデカく、人をおちょくるようなあまのじゃくな性格もこの反抗線から出ているはず。
家族に反抗して家出したキルアも確実に持っているはずの手相ですよ。
反抗線を持つ人は、下手するとただのクレーマーですが、反抗心を向ける方向によっては開拓者となれる素質もあります。すべては知能線の良し悪しで決まりますよ。
幼少期に家庭で辛いことがあった運命線

幼いころから殺しの英才教育を受けていたキルア。家族との縁深い金星丘から昇る運命線には、停滞を表す島(アイランド)が目立って出ているはず。
また、線の形状もモヤっと薄ぼんやりしたものだと思われます。
毒親に育てられ辛い幼少期を送った人の手で、この運命線の島を見かけることが少なくないですよ。
ファンのみなさん、忍耐力を鍛えましょう!
Hunter×Hunter といえば、本好きな私を漫画好きに導いてくれた作品。そして巷では休載の多い作品と言われております。
休載が多いことで冨樫先生にいろいろ文句を言う人がいるよですが、世の中には未完の人気漫画がいくつもあります。有名どころでは 銀河鉄道999 、ガラスの仮面、NANA、バガボンド。私の子供時代から続く大御所マンガだって完結してない作品もあるんですね。
その点、Hunter×Hunterは必ず戻って来てくださるので待ち甲斐があり。 あれだけ胸躍らせる作品を描かれる冨樫先生に文句だなんて100万年早いです。
ゴンやキルアが修行を通して成長することで強い相手と対峙できたように、私たちファンも忍耐力を鍛えるが、当作品を読み進める必須条件なのです。10週連載、その後数十か月の休載なんて修行の一環。じっくりと待ちましょう。