投資バブルに踊る
2017年秋頃から2018年初頭にかけて、投資に関するご相談が多かったと記憶しています。一人や二人ではなく、それまでにないほどの数のご相談でした。仮想通貨が流行ってましたからね。
ほかにも不動産投資をご検討されている方もチラホラいました。カボチャの馬車が問題化される前の話です。
しかしご相談をされた方たちで、今後金運が上がりそうな手相を持たれた方はいなかったのも記憶しています。
その後のニュースで仮想通貨で儲けた人が出たとか、不動産で大儲けしたとかって話はまったく聞かないのに、損した人の話は耳にするので、辛口アドバイスを差し上げたことに後悔はありません(^^;。
仮想通貨バブルの問題点
仮想通貨の問題点は、投機対象になってしまったこと。
最初はエンジニア辺りが技術を認めあう感覚で保有していたのが、(FXなどの)投資経験者たちが参入し白熱したことで話題となり、2017年頃から投資ビギナーまでもが借金してまで参加てたこと。
投資はギャンブル。勝つこともあれば負けることもあるわけですが、投資ビギナーの人たちは、「投資さえすれば大金が手に入る」「一発逆転できる」ことしか考えず借金したんじゃないでしょうか。
投資で一発当てたいなら現代史を学ぼう!
もしもあなたが、投資で一発当てたいなら、ざっくりでいいので現代史を学びましょう。
戦後の日本の景気循環も勉強になりますが、特に、1929年前後のアメリカと2008年前後のアメリカは知っておいた方がいいと思います。
この時期にアメリカの好景気が一転して不景気に入るのだけど、不況だからと言ってすべての人が損をしたわけではなく、一部の人は逆に儲けています。
不況で被害を被った人たちの多くは、値段が高いときに新規参入して、株式投資やら物件購入やらに手を染めた人たち。
日本でもバブル期には、不適正な高い価格の土地をローンで購入し、払えなくなって手放した人たち沢山いましたよね。
逆に不況が来たことで儲けた人たちは、値段が安くなったときに購入しています。
2007~8年のサブプライム問題の後、返済不能になって安く売りだされた物件を、安く購入して儲けた人たち。彼らは頭のいいハイエナ。ベストな購入時期をちゃんと知ってます。
ちなみに日本のバブル経済では絵画も投機対象でしたが、バブルが弾けた数年後、日本人が所有した約125億のゴッホや119億円のルノアールの名画は、おおよそ半値で海外へ売られたそうです。
不況の後で
不動産でも株でも為替でも、最高値では購入しない。これが投資の基本です。もちろん安い時でも将来性のないモノを購入するのはNGですが。
もしもあなたが投資で一発当てたいのなら、値段が高いバブル期はひたすら資金を貯めつつ知識を習得し、値段が下がったお得な時期に手に入れましょう。
相当の勝算がないのなら、借金で投資するのは止めておきましょう。
好景気の後は後退期が来て、不況になります。待てば投資にいい時期(不況期)はやってきます。買うならその時。倫理的には喜べない話しですが。
投資は慎重&計画的に
最後に一つだけ。
もしも投資で一発当てたいなら、普段の生活は質素に一定の収入を貯金に回すことを忘れずに。「入ってきたぶん使っちゃいたい人」は投資家向きではありません。運よく一発当てても、その後が続かないです。
投資は慎重&計画的に。
※その後を書いた記事万全のコンディションを整える時期~コロナ籠りの近況と手相鑑定もお読みください。