離婚を誰かに相談するなら気をつけたい事

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人は無意識に自己肯定したいもの

三組に1組が離婚する現代。離婚を考える人も多いですよね。

離婚を考えてる時って、気持ちがガーッとなったり、マイナス思考にハマったり、一人では冷静な判断がむずかしいと思います。

そんな時は、誰かに相談に乗ってもらうのがいいのだけれど、気をつけなくてはいけないのは、

◆誰もが正しく判断できる訳じゃない
◆その人にとって正しい判断が、あなたにとって正しいとは限らない
◆人は無意識に自己肯定したくなる生き物

ということです。

ぶっちゃけて言うと、

離婚経験者は、離婚した自分を自己肯定したいため、離婚を悩んでいる人に離婚を勧めがち

逆に、離婚を考えたけど離婚せず夫婦関係を続けている人は、自己肯定したいため、離婚は思い留まるよう説得しがち

ということで、人に相談するのは大切だけれど、相談相手がどういう価値観の人なのか?ってことは、分かった上で話を聞くのが一番ですよ!

離婚すべきか相談してみた

私の経験談をご紹介。

夫のビジネスが駄目になり、小学校2年生と幼稚園児を抱え、私の結婚前の貯金を切り崩した生活が3年弱続いたことで、夫が真剣に家族のことを考えているのか?という苛立ちで離婚を考えたことがありましたが、その時、二人の女性に相談しました。

バツ2女性からのアドバイス

バツ2で離婚事情に詳しい方に相談に乗ってもらったところ、

・子供育てしながら働くのはキツイ
・まずは西洋人ウケする化粧法を学んで西洋人男性と再婚を狙え
(私はほぼメイク。でも顔立ちはアジア人好きな西洋人男性にウケる顔なんだとか)
・さもなくば、夫と籍を抜いて日本に戻って母子家庭手当をもらえ
と、私には想像もできないようなアドバイスをいただきました。

結婚生活長い奥様からのアドバイス

結婚二十年近いベテラン奥様にも相談に乗ってもらったところ、

・子供育てしながらは大変だけど、自分で稼ぐ力をつけるのは大切
・DVや酒・女、借金などの問題がないなら離婚を急ぐ必要はない
・自分の足で立てる自信がついてから離婚を検討してみたら?
・ご主人も自分の不甲斐なさに気づいてるけど能力的にこれ以上難しいのかも

夫への怒りを抱えていたのと、8年間も専業主婦だった私が仕事なんてできるのか?という不安で、すぐには受け入れがたい内容でした。

それで、どっちのアドバイスを受け入れたのか?

2つのアドバイスから進んだ道は。。。

二つの違ったアドバイスをもらったことで、多少迷いはしたのだけれど、結局、離婚せずに自分で稼ぐ方向に進みました。それで今、こうやってブログを書いています。

アドバイスを受け入れた理由は何か?というと、離婚を思いとどまるようアドバイスしてくれた結婚生活の長い奥様が、私の目には幸せそうに映ったから。それと化粧が好きじゃない自分のキャラを無理して変えて捕まえた男性と一緒になっても幸せになれないのは簡単に想像できたから。

何よりも、夫だけに頼らず自分の力で稼ぐという建設的な方向性が、自分には足りてないけど必要だと感じたからでした。

ちなみにですが、結婚生活を続けた人の中には『周りも苦労すべき』と離婚を諦めさせることもあるので、一概に結婚生活長い人のアドバイスが正しいとは限らない、というのも頭の隅に置いてくださいね。

相談するなら、離婚経験者と離婚を考えたけど続けた人、両方にアドバイスをもらうのがいいんじゃないでしょうか。

選んだ道の結果

あれから10年近く経ちましたが、私も自力で稼ぐようになり、経済問題で離婚ができない、ってことはなくなりました。夫がいなくても慎ましく子供を育てられるだけの経済力を得ることができました。

それでも夫婦生活を続けて17年目に突入(追記:2020年で20年目に突入!)。

もちろん子育て時の不満や小さな衝突はあったりしますが、そこそこ家族仲良く暮らしています。

家庭生活に私目線の点数をつければ80点くらいでしょうか。大満足ではないけれど、離婚しないで良かったとは思っています。

あなたが幸せになりたいのなら、相談する人は選びましょうね。