前回、離婚を誰かに相談するならという話を書きましたが、そこで自営業をしていた夫の話しがちょっと出てきたので続きを書きます。
自営業は自由だけど完全な自由ではない
夫は以前、人を雇って商売をしていた元自営業者。自分の好きな仕事を好きな場所でできたので自由と言えば自由だったかな。一時期は収入もよかったし。楽しい思いも沢山したようです。
けれども、当時は心も体も時間も、完全に自由という訳じゃなかったんですよね。
顧客からの急な依頼で休暇が吹っ飛んだこともあったし、顧客とのお金のゴタゴタはあったし、スタッフが仕事に穴あければ尻ぬぐいに駆けまわり、薬物やってるスタッフを恨まれずに切るためテンヤワンヤだったことも。
人を雇わず自分一人でやれるフリーランスなら、もう少し楽だったのかもしれないけれど、それでも完全な自由にはならなかったはず。
案外、有給休暇を自由に取得できる現在の会社勤めのほうが、自営業だった以前よりも旅行に行きやすいくらい。
景気が悪くなるとお金の工面で気持ちにゆとりがなくなって、経済的に自由とは程遠い生活になっちゃうしね。
(職種・業種にもよるけれど)自営業やフリーランスは、お勤めの人とは違った自由があるけれど、お勤めの人とは違った悩みを抱え完全な自由とは言えない、んじゃないでしょうか。
指示されるのが楽だと感じるなら
やっぱり自営業って向き不向きがあるんだよなーと、わが夫をみて考えさせられますね。
ポジションが人を創るとは言うけれど、自営業になれば誰もが自営業者としてやっていくだけのスキルが身につく訳じゃない。
夫は商品を作る作業は好きだけど、その過程で必要になる経営者としての判断が苦手で、8年くらい自営業を続けてもスタッフの管理や取引先との折衝は上手くできませんでした。
自分で考え行動を起こさなきゃいけない自営業者という立場よりも、収入が減って自由が限られていても、上からの指示に従う雇われの立場のほうが居心地いい模様。
フリーランスに向いてる人を一言で表すと、「指示されるのが嫌いな人」かなと思う。もう少し良い表現をつかうと、「主体的に動ける人」ですね。
僕はその典型でして、だれかに指示されたら、その瞬間からやる気をなくします。その理由はわからないけど、性格なので仕方ない。自分の上司は常に自分です— マナブ@バンコク (@manabubannai) July 29, 2018
マナブさんの意見を逆に見れば、誰かに指示されるのが好きなタイプは自営業(フリーランス)は荷が重いでしょうね。
自営業・フリーランスに向いている人はチャレンジあるのみ
自営業もフリーランスも、世間一般がイメージするより地道で大変だと私は思うのです。
『誰でも簡単に明日からフリーランス!』ってのは誇大広告というか、向いてる人にはその通りなんだけど、向かない人もいるから安易に乗るのはお勧めしないのです。
でも、自営業・フリーランスこそが天職!って方は、アレコレ言わずに飛び込んじゃったほうが早いんですよね~。
自己アピール線は自営業・フリーランスに必要な手相
では最後に、自営業・フリーランス向きの手相の一つを観てみましょう。指示されるのが嫌いというより、自分が自分のボスになりたい人の手相ですよ。
自分が自分のボスになりたい自己アピール線

自己アピール線
人差し指と中指の間から短く弧を描く線が自己アピール線(自己主張線)。
S線なんて呼ぶ人もいますが、良くも悪くも自分の意思をはっきり言っちゃうような、自己を表現したい手相。
この線を持つ人は、自分のことは自分で決めたいボスキャラタイプ。自営業者・フリーランスにはぜひ欲しい一線です。
実は・・・私たち夫婦間では、私が指示し、夫が指示に従うポジション(^^;。そしてフリーランスの私は自己アピール線持ち、自営業を辞めた夫はなしなんですね~。