個性的な手相線があっても幸せになれるとは限らない話

この記事は約4分で読めます。

人とは違う、珍しい手相線を望む気持ち

手相鑑定をしているとたまに、ご相談者さまから「もっとすごい線はないの?」と聞かれることがあります。

レア相と呼ばれる、人とは違う、ちょっと珍しい線や相が出ていないか?って意味なんですが、

私も手相の勉強を始めた頃は、自分に特殊な線や相がないか?探すのが楽しかったのでお気持ちは痛いほど分かります!

でも、レア相は特別な手相なので、誰の手にでも出てくるわけではありません。期待されていたご相談者さまには申し訳ないですが、無いものはないのです(^^;。ミもフタもない話ですが。。。

それにね、レア相にも善し悪しがあって、レア相さえあれば幸せになれる!って単純な話じゃないんですよ~。

王者の手相ますかけ線

たとえば、王者の相と呼ばれるますかけ線

ますかけ線

豊臣秀吉や徳川家康も持っていたし、芸能界・スポーツ界・財政界にもますかけ線持ちは多々いるのですが、他線との兼ね合いもあるため一概には言えないけど

ますかけ線持ちは偏屈で我が強く、協調性がない傾向にあるので、プライベートでは嫌われちゃうことが少なからずあります。

王者だからこそか?!普通の人ができることができなかったり、お仕事でも合う合わないがハッキリしちゃうタイプ。人生ノルかソルか。適職に巡り会えれば伸びますが、そうじゃないと社会面でもプライベートでも残念な結果になっちゃいます。

何か大きな目標があるなら、ますかけ線はプラスに作用しやすいですが、ただ漠然と生きているますかけ線持ちは生きづらさを感じやすいんです。

のんびりした平穏な生活は望みつらい手相になります。

ちなみに、ますかけ線は先天的・遺伝的な線で、親戚にもますかけ線がいるっていうますかけ線持ちは多いです。

手相のお守り神秘十字

たとえば、手相のお守りと言われる神秘十字

大きな神秘十字

大難を小難に、小難を無難に変えてくれると言われる神秘十字。あると嬉しい手相の一つ。

図のような大きな神秘十字を持っている人は、さぞや安心安泰な生活だろうと想像されがちですが、強すぎる神秘十字はクセモノ。

事故や災害など、大きな災難に遭う予兆かもしれません。

飛行機事故から生還した人の手には、一目で観て誰でもわかるような大きな十字が手の中央に出ておりました。

神秘十字は大きな災難が予定されている人に対し、その持ち主を守るために手に刻まれたのかもしれないと。

大いなる力に守られた仏眼相

たとえば、大いなる力に見守られている仏眼相

仏眼相

第六感を得たり、記憶力が良かったりと特殊能力的なことが言われてますが、必ずしも俗世的な幸福に結びつくわけではありません。

人として成熟するため、いろんな困難を大いなる力から与えられるような手相なので、悩みのつきない人生になりやすいんですよ。

のほほーんとご利益が得られる訳じゃないんです。

その代わり、与えられた困難をクリアすることで、人として一歩高みへ上ることができるようになるんですが。

意外と、平凡な手相の人が幸せだったり。。。

珍しい手相があっても、あなたのイメージする幸せとは程遠い人生になることだってあるのです。

それにレア相がなくっても、幸せって日常に転がているもの。

「この人、幸せなんだろうなー」という方の手相を観させてもらったことがあるのだけれど、特別な線や相はないものの、手の線が全体的に元気が良くて、皮膚も綺麗なピンク色。

全体的に手の線は強くないため幸せのバロメーターである太陽線も薄いのだけど、真っすぐ綺麗な形状で、ご自分の人生に満足されているんだろーなーと私までぽかぽか嬉しい気持ちにさせてもらうような、穏やかな手相をお持ちでしたよ。

意外かもしれないけれど、平凡な手相を持つ人のほうが幸せで生きやすい、ってあると思いますよ。