夢をかなえるゾウ
遅まきながら『夢をかなえるゾウ』を読んでみました。
読みながら、ちょっとだけど泣いてしまった自分がいます。
この本、自己啓発本に慣れていない人でも”物語”として取っつきやすい体裁になっています。それなのでよくある自己啓発本に書かれた内容が出てくる前半も、「そんなの知ってるよ!」と読み飛ばすこともなく、あるある、と思いながら楽しく読めました。
書かれていることは啓発本の基礎の基礎的な事柄。
それでも売れた本だけあって、ほかの本と一味違ってました。
忘れようとした夢
私も忘れようとしていた夢があったなー、と。この物語に出てくる主人公と同じだと切ない気持ちが蘇り。。。
私の忘れようとしていた夢。
手相の観点から見て、できなくはないけれど、それで生活できるほどのパワーが、残念ながら私の手相には無いのです。それは手相師の悲しい性。自分の器が読めるので、無謀なチャレンジがしにくくなる・・・。
小説家なんて目指した人のごくわずかしかなれず、しかもそれだけで生活できる人はごくごくわずか。そりゃあ、プロの小説家にはなれない確率のほうが高いのは当たり前でしょう。
でも趣味ならいいんじゃないか?って書き始めても、なかなか続かない。以前5年間、専業主婦しながら書いていた時は、湧き水のようにするする出てきたアイディアも、今は一向に出てこず、もう泉は枯れたのかと落ち込んだりしていたのです。
出来ない理由~生活と夢の両立
何歳になっても新しいことにチャレンジするのは素敵なこと。
だけど夢を仕事にするのは大変難しい場合が多いのも事実。
プロの小説家になりたいのなら、収入減を確保しつつ、仕事以外の時間を創作活動に費やす覚悟が必要になります。
そうすると家族との時間が持てません。
仕事と家庭の両立だけだって普通に難しいのにね。
でも結局
でも結局、やらない言い訳ならいくらでも言える。
やるかやらないかは自分次第。。。死の直前、やらなかったことで後悔しないように、「こんな状況でも夢を実現するにはどうすれば良いのか?」頭を使い、前に一歩踏み進むしかないのですよね~。
ほとんどの小説家が、二足の草鞋を履いてデビュー作を書います。棺桶に片足入れるまでは諦めずチャレンジし続けたいですが、『仕事と家庭生活と3足の草鞋を履きながら』という設定は守りたいと思います。