手相鑑定で聞かれる質問「私、幸せになれますか?」
手相鑑定でよく質問されるのが、「私、幸せになれますか?」というもの。
そういう質問には質問を返すことになります。「あなたにとっての幸せって何ですか?」と。
でもこの質問、さっと答えられる人ってそんなに多くないかもしれませんね。幸せになりたいと願いながら、自分にとっての幸せが何か?考えている人ってそうそういないですもん。
私も手相師なんかしてなければ、幸せについて考えることなんてなかったと思います。
人それぞれの幸せ
人に認められることが幸せ
お金持ちになることが幸せ
夢を実現することが幸せだ
休みの日にゴロゴロ寝て時間を過ごすのが幸せ
などなど、幸せって人それぞれ定義が違うんじゃないでしょうか。
前は〇〇が幸せだったけれど、手に入れてみたら違ったとかもあるでしょう。結婚したら幸せだろうと考えていたけれど、いざ結婚してみたら幸せを感じられないとかね。
幸せの犠牲
もしかしたら100%の幸せってないんじゃないか、と私は考えています。
子育てが幸せの素ならば、夜な夜な夜遊びは諦めなくちゃいけないし、自分のためだけにお金を使うわけにはいかないし、一番大切な幸せを優先するために、2番手3番手の喜びは諦める、ってのが人生かなーと。
お金持ちになりたいなら、なりふり構わずお金稼ぎに集中して、ほかは犠牲にしないと難しいと思うのです。
すべての人が平等に1日24時間しか時間を得てないわけですしね。
幸せの定義と同時に、犠牲にしてもいいことを考えておくといいんじゃないでしょうか。
私(ミセスK)は幸せか?
先日、バンコクでの対面手相鑑定で、ほのぼのと、それでいて良い意味での刺激ある幸せな生活を送られているご相談者さまから最後に出たご質問。
「ミセスKさんは幸せですか?」
おお!なんとどっしりと重厚なご質問でしょう。一瞬、というより、しばらく考えさせてもらいました。
私は幸せなんだろうか???
私にとっての幸せの定義
私が幸せかどうかを考えるには、まずは私にとっての幸せとは何か?を知ることが必要だと思います。
お金は必要?
もちろん必要です。最低限+αはほしい。
知的好奇心は強いけれど物欲は低いので、日本語の図書館がある地域に住めば、それほど必要ありません。最低限の生活プラスα書籍代などを手に入れるために、もう少し欲しいところ。
愛情は必要?
愛情はもちろん不可欠です。
夫とは恋人時代のような愛情から、運命共同体的&同志的な愛情に変わってますが、つかず離れずの愛情は感じてはいるし、子どもたちは大きくなって、母(私)を追いかけてくれる華やかな時代は過ぎたけれど、ぶつくさ文句を言われながらも、嬉しいことに愛情は交わされていると信じています。
健康は必要?
更年期まっただ中。肩こり目の疲れ腰の痛み。
身体はガタがきていますが、どうにか医者に掛からない程度には健康を維持し、若い頃無理したわりには元気だと思います。
家庭生活とお仕事とを両立できるだけの健康があれば、ほかの小さな事は気にしなくていいと思っているので、不満は特にありません。
生き甲斐は必要?
もちろん大切。
人生はあっという間だというけれど、何かしらの生き甲斐がなく過ごすには長すぎると思うのです。いまのところ、家族の幸せとお仕事かしら。
夢は必要?
子供の頃の夢である、お母さんになること。これは既に叶えたので満足です。
でももう一つの夢については叶えるための努力を怠っている、という反省アリ。この点は問題ありです。
趣味は必要?
手相師は趣味の延長線。毎月ご依頼を頂けて幸せです。
最大の趣味である読書もできるし、趣味は充実しています。
安定した生活?
生活はまったく安定していないです。明日どうなるかもわかりません。
来月の収入がゼロになることだってあると覚悟しています。ただその代わり、何があっても生きていけるという変な自信だけは持っています。
再度質問、私は幸せか?
私は幸せなんだろうか???
きっと他人からは平凡でお金もなさそうで、毎日生活に追われて忙しそうにしていると見られているように思います。
だから幸せな人には映らないかもしれません。
でも、幸せですか?と聞かれたら、
答えは「はい、幸せです!」以外には考えられません。
家族と、周りの人と、環境とに感謝しかありません。
私にとって一番の幸せ
私にとっての幸せは何よりも家族、特に子供たちが幸せであることが“今のところ”の私の幸せです。
変な話ですが、子供を産まないという道もある中、子供を産むという道を選んだので、わが子を幸せにするというのは、「自分のやるべきこと=義務を果たしている」と思え、「自分、頑張ってるね」と自分で自分を誇りに思えるのです。自己満足とも言えますが。
大切な人に喜んでもらえれば自分が満足できる・・・それが私にとっての幸せなんですね。
我が子も大きくなったので、これからは上手な子離れが課題であり、私の愛情を別の良い方面に向けなきゃなーと、考えています。愛情の方向転換が今後の私の幸せの鍵と言えそうです。