手相師の読解力と読書のススメ

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手相を読むために必要なファクター

ほかの占いは分からないけれど、手相に限って言えば、読書が苦手という人では手相を読めないだろうなーと思います。

読書は読解力をつけるための重要なファクター。

手相に描かれているのは線やマーク。それ以外に手の大きさや形、色つやなど観るわけですが、すべてを組み合わせ、相談者さんからのお話を聞いて解析したうえでやっと答えを導き出します。

ますかけ線があれば成功するとか、金星帯があるからモテるとか、島(アイランド)があるからアンラッキーなど、一カ所を観て決めつけることはできません。全体を観て読み解いていきます。

それなので手相師には読解力が必要。

この手相は何を伝えたいのかな?って、一つの線だけでなく、手相全体を読解するのです。

手相師になるため読書をしよう

たまに翻訳本などで意味の分からない文章に遭遇することがあります。分野によっては翻訳がとてもむずかしいのは分かりますが、それでも、翻訳者の上手下手ってあるんだなーと、語学苦手なことを棚にあげし「この翻訳者は外国語は得意だけど、日本語が苦手なのかしら?」と想像します(^_^;)

「手相師になりたいですが、何を勉強すれば良いですか?」という質問をいただくときは、迷うことなく「読書をしましょう」とアドバイスを差し上げます。手相本だけではなく、啓発本や伝記、各種小説など、雑多に読んでおくこと、が重要です。

たとえ手相師にならなくても、読書で世界を広げるのは、ネットが発達した現代でも有効な学びの手段。

読書人口が減っている現代、人と違ったスキルを身につけたい人には絶対にお勧めですよ。本を読みましょう!

読書は1回限りじゃないですよ

本は1回限りではなく何度も読むようにしています。

日本語書籍が割高な海外に住んでるため、本を気軽に買えないのもあるけれど。おかげで1回目では気づかなかった点が見えてきたりします。

特に良書であれば何度も何度も繰り返し読むべきだと思います。

1回読んで全てを理解できたと思っても、自分の中に深く根付かせるだけの吸収はできてなかったことに気づくはずです。

専門書や啓発書だけでなく、小説も然り。本当に良い物語であれば結末が分かっていても、何度も読み返されるのに耐えられるだけの力があるもの。

特に若い頃に読んだ本を、自分の経験値が増えていく段階段階で読み返すと、受け止め方も変わってくるので感慨深いものがあります。自分を振り返るきっかけにもなりましたよ。

最近の私の経験

私が最近読み返したのが、ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』。全五巻は高校時代から通算して5回読み返しましたが、それでもまだ読み足りないくらい。

この本からはアメリカの南北戦争時代の歴史知識や、戦争が人をどのように変えるのかを教えられるし、各登場人物から発せられる言葉に深い洞察が含まれ、自分が経験できない事柄でも本書から学んだことが多々あります。

子供の時、今より若かった時に読んで感銘を受けた本があれば、もう一度読み返してみることをお勧めします。

年を重ねるのも悪くないな~と思えますよ。