若いうちに海外で起業を考える

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凡人なら人と群れないのが成功のカギ

普通レベルの能力の人が成功を手にしたいなら、競争の激しいレッドオーシャン(競争の激しい地域)は避けるべし。ライバルがいないニッチな場所を探すこと。前々からそう思ってましたが、この記事を読んで確信しました。

上の記事はマレーシアで大成功した日本人大富豪の話ですが、ライバルの少ない場所を探し、そこで全力で戦うのがベストというお話です。

マレーシアで大富豪となった小西史彦さんは1944年生まれ。1968年にマレーシア移住を決め、交換留学などの制度を利用し彼の地へ。

まだまだ海外に出る日本人が少なかった時代。マレーシアは日本人にとってブルーオーシャン(競合相手のいない領域)でした。

海外移住のハードルがかなり高かった時代、賭けに出たのが小西さんの最大の勝因。もちろん学生時代から大志を抱き、大企業への就職を蹴ってバイトしながら日本で英語力を磨く努力も大きな勝因の一つでしょう。

東南アジアでの競争は厳しくなった

グローバル化した今、小西さんのように海外で起業して大富豪!を目指すにしても、マレーシアも私の住むタイも、日本人競争相手が多すぎて、かなり実力と根性のある人じゃないと成功は難しいです。

私の知るバンコクでは、日本人経営の店が毎年いくつもオープンし、いくつもが静かに去っています。

シンガポールやフィリピン、インドネシアなどアセアン主要5カ国ではすでに日本人の競争は激しいはず。

その他のベトナムやカンボジア、ミャンマーにラオスなどの後進国は、主要5カ国ほどではいないかもしれませんが、日本人の進出は増えているようですし、日本人の希少価値は徐々に減ってきています。並の努力では苦戦するでしょうね。

ただレッドオーシャンではあるけれど、それでもまだまだニッチな分野はあるような気がします。そこを見つけられるかが勝負なのかも。

それじゃあインドは?

東南アジアがレッドオーシャンならば、今後人口が世界一になると言われるインドはどうだ?と考えてみましたが、

インド・デリーからタイ・バンコクに移ってきた駐在員夫人曰く「バンコクはデリーと比べて天国!生活しやすい!もうインドでは生活したくない」とのこと。

日本人には暮らしやすいバンコクと比べ、首都と言えどもデリーは日本人にとって生活しづらい街のようです。位置的にも日本から遠いですし、東南アジアほど日本人は進出していません。

平成28年度でインド在住の日本人は8,655人。タイは67,424人なので、インド現地の人口も含めて考えると、インドでは日本人の割合が少ない。これは商機!と思えなくもありませんが、インド人と対等に渡り合える実力があればね~って思ってしまいます。

タイで起業するよりインドで起業する方が、個人的には何倍も大変そうなイメージがあります。

しかもブルーオーシャンで戦うにしても、現地の人に好かれる人柄が必要なはず。結局、異文化に適応できる能力がないと、ブルーオーシャンだろうと難しいですね。レッドオーシャンとなっているバンコクでも、異文化適応能力は必須です。

日本でも外国でも、起業するのは大変な気力と体力が必要で、成功するかどうかはやってみなくちゃわからない。それでもやり甲斐はありますから、意欲のある若い人は、やり直しのきく若いうちに一度試してみては。