こんにちは。地に足をつけた鑑定がモットーの手相師ミセスK @mrsk777 です。
この記事は2016年12月に書いて、2019年7月に加筆修正しました。
赤信号みんなで渡ればの時代は終わった
『赤信号、みんなで渡れば怖くない』というジョークが昔ありました。一億総中流と言われた昭和時代後半。約30年くらい前なら通用した話です。
でも時代は急激に変わり、格差社会となった現代、ハイスペックな人ならともかく、周りの人と同じことを惰性でやって、気づいたときには大慌て、ってならないか心配なのです。
日本で一番従業員数の多いトヨタ自動車でさえ、終身雇用制は難しいとCEO自ら宣言しましたし、
これからは皆と同じように良い大学を目指しても、良い企業で正社員になれ、定年まで勤められるのは、ごくごく一部の人だけになっちゃいそう。コミュニケーション能力の高いイケメン東大卒者とか、創業者一族とか。
これからは多くの人がいるフィールドだからと安心せず、自分に適した場所を見つける方が良いと思うんです。
なんせ人が多い=競争相手が多い=レッドオーシャン(血で血を争う激しい競争のステージ)ってことですからね。
特に私のような凡人は、人と同じことするのは危険。
これからの時代、赤信号を何千何万の人と一緒に渡るよりも、遠回りしてでも自分だけ、または数人しかいない道を渡ったほうが安全だと思うのです。
みんなと同じレールの先に、素敵な人生は待ってるのか?
私の周りには、子供を塾に通わせ、いい学校、いい大学に行くよう促す親が多いです。二言目には勉強しろ。
でも、良い大学を出たのに就職できなかった人たちが多かった世代の日本人である私には、「本当にそんなんで大丈夫?」って疑問があるのです。
知りたい知識や新しい技術を学ぶには基礎学力が必要なので、幼稚園、小学校、中学校と学校には通わせてますが、やりたい仕事にありつけるなら、義務教育後の進学は、本人に任せる、と我が子には話しています。
というのも私の学業は、平均偏差値は飛びぬけて悪くない代わりに良くもなく、容姿も普通。それでいて人見知りでコミュニケーション能力は大してないので、皆と同じ土俵で数少ないポストを勝ち取る自信はないのだけれど、
自分の特性を生かした仕事なら、自信をもってできるからです。
うちの子も男子なこともありコミュニケーション能力は高くないので、コツコツ自分の世界に入る仕事の方が合っているようですし。
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みんなと同じレールの先に、100人中80人の席が用意されているのなら、私でも頑張れば手にできるかもしれません。
でも50人分の席しかないなら、厳しい戦いになるでしょう。
自分の特性に向いた世界でなら、10人中1人だけの席でも取れそうな気がするのです。というより、その席に着けるよう努力したくなるのです。その席が手に入らなくても、人と同じレールで脱落するよりは気分が良いと。
うちの子達は7年前から学校に通いつつ、やりたい勉強をしています。そのため学習塾には一度も通わず、家から車で8分の中学校に受験して入りました。遠い学校に通う時間はモッタイナイですから、時間を作り出すためにも、やるべき目の前の事はやれ、と教え育てました。
保険としてタイ語と日本語のネイティブになるよう家庭教育してますが、基本、本人がやりたい事を思いっきりやらせる事が、一番の保険だと考えているのです。
あなたはどう考えますか?