ライフ・シフト~80歳まで働こう
新しい働き方を提唱する『ワーク・シフト』の著者として、日本でも知られるリンダ・グラットンさんの新著書『ライフ・シフト』では人生100年を前提にして80歳まで働こう。と説いています。
これまで60歳だった定年が2013年には65歳に延長されましたが、それでもまだ短いからプラス15年は伸ばしていきましょう、と。
2000年には82.9歳だった日本人の平均寿命は、2050年には90.9歳に延びると予想されているので、隠居生活はだいたい10年くらいと考えればいいのかしら。(2017年の平均寿命は女性87.26歳、男性81.09歳)
80歳まで働くために必要なスキル
80歳まで働くためには、その都度必要なスキルを学ぶことが大切、と著者は説いています。では必要なスキルとは何でしょうか?
それを知るためには、
自分がどのような人間か? 自分の人生をどのように組み立てたいか? 自分のアイデンティティと価値観を人生にどのように反映させるかを一人ひとり考えなくてはならない
のだそうです。
誰かが歩いた道を真似るのではなく、自分に相応しい自分だけのスキルの道筋を考えなさい。ということですね。
これまでなら親の背中で学べば良かった人生のマップを自分なりに考え組み立てるのって・・・けっこうシンドそうですが、大量生産大量消費の時代が終わり、『赤信号みんなで渡れば怖くない!』精神の親世代と同じ生き方は不可能だって、すでに感じてるん人は少なくないでしょう。
30年後に生き残る仕事
寿命が伸びて80歳まで働く時代が来たとして、ずっと今と同じ仕事を続けることは無理。
ではどんな仕事を選べばいいのでしょう???
ズバリ!お答えできればいいんですが、10年、20年で世の中は変化を遂げ、新技術が社会を変えているはずで、大まかな流れは読めても個別で生き残る仕事を当てるのは難しい。
だから、一生続けられる仕事を、今の時点で決めることはできません。
でも自分はどんな事が得意で苦手か理解すること、その時々に自分の居場所を探すだけのアンテナは張っておけば、その時々で自分に向いてそうな道が見えてくるはずですよ。
まずは自分の長所を知り、それを伸ばしていくこと。そして時代と自分の長所がマッチする地点を見つけて仕事にしていく。
あなたはご自分の得意分野が何か?理解していますか?