幸せは歩いてこない だから歩いていくんだね
一日一歩、三日で三歩、三歩歩いて二歩下がる
~~~『三百六十五歩のマーチ』
良い歌だな~。
2歩下がる時ってガッカリするもんだけど、長く歩みを続けたあと振り返えれば、1,000歩10,000歩と前進してきたことが分かるんですよね。
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今の世の中悪くなった、不安でいっぱいだ。と仰る方も少なくないです。
でも、
10年、20年の期間ではなく、50年、100年の長さで見ればいろんなことが良き方向に進んでいます。
環境破壊は? という指摘もあるかもしれませんが、
50~100年前の日本では
- 1910年頃 イタイイタイ病
- 1956年 水俣病
- 1965年 第二水俣病
- 1960年 四日市ぜんそく
といった4大公害が発生し、東京でも空気は今より汚れてました。完全に解決できたわけじゃないけれど、人間の経済活動と環境との関係は少しずつ良くなっていく、と私は期待しています。
中国の環境問題も今は過度期で3歩進んで2歩下がってくれるだろうと願っています。
男女問題についても、100年前は男尊女卑が当たり前で、女は男に服従すべし!という感覚。DVされても外に女を作っても文句も言えず、離婚もNG。耐えて耐えてという妻が多かったようです。
子供の折檻(身体的虐待)も今の比ではないくらい多かったようで、しかも教育の一環として肯定されていたようです。
そうやって見れば、今はよくなってるんじゃないでしょうか。
もちろん「昔は許されたんだから大目に見てくれ」っていうのは大間違いで、世の中をより良くするため、良い方向に進化する努力は必須ですが。
昔はよかった
一歩ずつ良い世の中をつくる
今の世の中、完璧という訳じゃなく、辛いこと、悲しいこと、許せないことも沢山あります。、それでも少しづつ、昔よりは良い方向に流れているんだと思います。
「昔はよかった」って昔を理想化する人には、「その昔には何も問題なかったんですか?」って問いたいのです。
昔は少子高齢化問題はなかったかもしれませんが、その代わり新生児の死亡率は今と違って高かったし、貧しい地域や時代には子供を間引き(労働力にならない女の子は殺したりと)していたそうです。怖い時代です。
昔の話を勉強すると、いかに今の時代が平和で安全なのかがわかります。
もちろん完璧な世界とは言い難いけれど、休まないで良い世界を作っていきたいものですよね。
将来、21世紀って大変だったね。今の時代に生まれて良かったねって未来の人たちが思えるように。