急がば回れ、結果は焦らず時間をかかえて

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短期間で結果を求めても

私は“せっかち”なので、どうしても結果を早く、できれば1年後には何かしらの結果を望んでしまいがちでした。

年末にその一年を振り返り、「あ~あ、今年も結果は出せなかったな」と反省。それを毎年毎年繰り返してやっと、「ああそう言えば、5年前に希望していた結果が今出ている!」という状態。

今思えばなんて浅はかな!って判るのです。

自分で自分の手相を観るかぎり、特別ビジネスセンスのある手相ではないし、ラッキーマークが出ているわけでもないし、時間を味方につけコツコツ地道に階段を上るタイプなんですけども。。。もっと長期で考えなきゃね。

アーティスト魂を満足させる~焦らず時間をかけてみる

◆『風と共に去りぬ』……10年
◆『ハリー・ポッター』……5年
◆『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』……4年

これ、何だかわかりますか?

3つともベストセラーとなった本のタイトルですが、年数は構想から完成までの期間です。(ハリポタは第一作『賢者の石』完成まで)

いろんなタイプの作家さんがいるので短期間でベストセラー作品を書ける人もいるのでしょうが、クリエイティブな作業には、創り出す前の熟成期間が存在するはずです。それを作者は無意識に考えていることなのかもしれません。

ハリー・ポッターの作者は生活保護を受け書いてたことは有名ですよね。東京タワーの作者リリー・フランキーさんは、別に収入源を持ちながらコツコツと小説を書いていました。

長期戦で作品を創り出すタイプだと、その期間作品からの収入は期待できず何かしら他からの収入を得る必要があります。働きながら創作活動をするのは、いろんな意味で難しいですよね。しかも家庭を作ったなら尚更。

それで挫折する人が出てくるわけですが、私の子どもはアーティスト志望なので、学校に通っているうちに作品を世に出さなければ働きなさい、と厳しいことを言ってます。うちは学校卒業した大人まで養えるほどの財力はないからと。

ちなみに、『ONE PIECE』の作者、尾田栄一郎先生は中学生の頃から海賊マンガを描きたいとアイディアを溜めていたんだとか。

長く続いているONE PIECEが息切れしない理由の一つは、長年の蓄積があってなのかもしれませんね。

アーティスト志望者から手相鑑定時に、作家になれますか?画家になれますか?というご質問を受けます。

やっぱり気になりますよね~。長時間を費やして、どういう結果が待っているのか???

でもと言うか、やはりと言うか、無理そうだな~って手相の方もいます。また、可能性はあっても時間はかかりそうって手相もありました。

ただ手相師の私が言うのも何ですが、「可能性はない」って言われ諦められるなら、それほど真剣ではなかったのかな?って思うのです。

たとえプロになれなくても本当に作品創りが好きならば、誰に何を言われても創り続けるんじゃないでしょうか。

手相は変わります。今はその可能性がないとしても、人気作家のスティーブンキングが言うように

二流レベルの才能があれば、気持ちを変えたり、努力したり、苦難を乗り越える意思をもつことで、可能は生まれてきます。

自分の可能性を潰さないためにも、半年や1年後に大きな結果を求めるのではなく、5年、10年好きなことをやってみてはいかがでしょうか。