若くして適職を見つける
「自分に向いている仕事=適職」というのはあります。
若くしてそういう仕事に巡り合えた人は時間を味方につけ、どんどんスキルを伸ばし、ほかの人が辿りつけないほど成果を上げていくのでしょう。
スポーツ選手とかピアニストとか、そういった世界で活躍する人たちは、若い時期に自分に向いた場所でスキルを磨いていきますね。
現役の大実業家である孫正義さんは世に出るため、日本の高校を中退しアメリカへ留学してますし、若い内から目標に向かって努力している人は、大きく羽ばたくものですね。
あの経営の神様である松下幸之助だって10才で奉公に出向き、16歳で別業界から電気関係に転身しました。94歳まで長生きされ、晩年まで各方面で活躍されていますね。(ちなみに幸之助の手形を観ると、目が眩むほど素晴らしい手相です)。
「私は幸運でした。若くして本当に好きなことを見つけました」とスティーブ・ジョブズが言ったように、体力も気力も十分な若い内に、自分に向いている仕事に集中できるのは幸運なことなんでしょうね。
今さら40代の私が必死に練習したところで、浅田真央ちゃんの足の指の爪にも遠く及ばないですし、ただただ尊敬のみです。
紆余曲折も悪くない
でも人によっては、すぐに自分向きの仕事に辿りつけない人もいますよね。私がその一人。
手相鑑定で「いまやっている○○は、私に向いてますか?」というご質問を受けることが多々ありますが、手相を拝見して、その仕事で食えるようになるのは難しいと判断することもあるわけです。(特に、一握りの成功者しかいない分野を目指す仕事だと)
それでもいったんその道で頑張ってみて、そこで得た何かしらを頼りに次のステップに移るという道があるなーと判断したときは、「いったん、この道で頑張ってみてください」とお答えします。
その道でプロとして活動できる可能性が低くても、続けていれば次のステップが見えることがあるからです。
私も夢であった小説家にはなれませんでしたが、長時間座って文章を書く力は得られましたし、いろいろ新しい世界を発見することができました。
歌手や声優を目指して挫折した人は、そこで得たスキルを別の職場で活かせるかもしれません。
長い人生にの間に、何が起こるかは誰も分かりません。
真っすぐなエリートコースに乗ってたつもりが、途中で下駄を外される事だってあります。安心しきって油断していたぶん、立ち直るのには相応のエネルギーが必要になるはずです。
でも道なき道を歩くと最初から覚悟をもってチャレンジすれば、たとえ芽が出なかったとしても崩れることはないはずです。
若いうちは失敗を恐れずどんどん夢に挑戦してください。挑戦しなくちゃ何も始まらない。その夢が叶わなかったとしても、その経験はあなたの人生を豊かにします。
長い人生、ちょっと回り道をする時があっていいんじゃないでしょうか。