手相では、その人の性格や感じ方、モノの考え方、そして能力や運勢などが分かるので、適職を見つけるのに役立ちます。
しかし、いざ、その適職と言われる仕事に就いてみたとして、すぐに実力が発揮できるわけでもありません。
例として挙げやすいので私事になりますが、フリーランスの手相師の場合。
私には、手相師としての適性はそれなりにある、と手相上、分かっているんです。(なんだか偉そーうな書き方でスミマセン)信頼する手相師さんにも同じこと言われたので。
じゃあ、プロの手相師となった今(プロ1年目)、お勤め人レベルかそれ以上の収入を得て経済的にウハウハな安定した生活ができているのか?
と聞かれれば、残念ですが、そんな夢のような状況ではありません。もともと想定してましたが。
プロの手相師を始める前から、
・手相の知識以外にも学ぶべきことがある
・お客さんを集めるのは大変だ
・始めて数年は手相師だけで生活は無理だろう
と肝に銘じてました。
私には、手相師としての適性はあると思うし、将来的な運勢も悪くない。でも、お仕事を軌道に乗せるまでには試行錯誤する!と。自営業(フリーランス)ならなおさら。
ここを乗り切ったら次の段階に進める、ロールプレイングゲームのようなもので、試行錯誤しながらレベルを上げていくしかない。
たとえ運で第一関門突破しても、次に現れるハードルは前より強力で、第二関門はクリアーできずに撃沈。ってことだってあります。
だから、初めから完璧さを求めるよりも、やりながら徐々に力をつけハードルを突破する能力を身につけていく!ってくらいに考えています。
何が言いたいのかといえば、ともかくやってみよう!完璧な準備を目指すのは時間の無駄よ!ってことです。
何度も書いてますが、独立&起業を目指すなら生活費は確保しつつ、今すぐにでも初めるべきです。
もちろん、その市場リサーチと最低限必要な知識は身につけるべきですが、安心のためにオプションを増やしてから独立しようとしても、独立後、”確実に”問題が発生します。
準備万端で始めたい人の心理って『失敗したくない』だと思うのですが、
失敗を恐れていては成功はない
と、いろいろな方の伝記を読むにつけ思い知らされるわけです。(私はまだ成功者じゃないのでデカイこと言えないんですが)
それなので、最低限の準備ができたら保険(現職を続けるなど)をかけつつ、やりながら覚えるのが一番の近道、だと私は考えています。
この1年間、スムーズではありませんが、
そこで、新しい試みを始め、お陰さまでボチボチご依頼も頂いております。
『災い転じて福となす』って言うんでしょうか?最初から上手く行ってたら、新しいことを考えつかなかったと思います。
一番怖いのは、準備ができてから!って、やりたいことを後回しにし、最初の情熱が消えてしまったり、環境が変わってチャレンできなくなったり、年取って身体が思うように動かなくなったり、あるいは、寿命が尽きてしまうこと。
2011年に私は決めたのです。
人生、どうなるか分からないから、やりたいことは前倒しで初めようと。
そして、試行錯誤を楽しむ強い人間でありたいと。