みなさんこんにちは。
地に足をつけた鑑定がモットーの手相師ミセスK です。
今回はシドニー線について。航空の話ではなく、手相の話ですよ~。
一般的な手相とますかけ線の違い
シドニー線について説明する前に、まずは一般的な手相について。
一般的な手相には、生命線と知能線(頭脳線)と感情線がそれぞれ出ています。
この3線は生まれたばかりの赤ちゃんにもあるんですよ。

生命線

一般的な知能線
しかし中には知能線と感情線がくっついて、ますかけ線という特殊な手相を持つ人がいます。

ますかけ線
ますかけ線は『天下取りの相』はたまた『王者の手相』などと言われています。豊臣秀吉や徳川家康などが持っていたと言われています。現在でも、政界や財界、芸能界、スポーツ界などで活躍する人にはますかけ線の方は多いです。
とても力の強い手相線です。
シドニー線とは?
手相でいうシドニー線とは、第一火星丘から第二火星丘まで長く伸びた知能線のこと。

シドニー線
先に説明した『ますかけ線』と間違いやすいですが、感情線も別に出ているので別物ですよ。
かなり珍しい形なので、手相師さんによっては二重感情線のますかけ線と判断する方もいるようです。
シドニー線を持つ人がなりやすい病気
シドニー線の基本的な性質は、ますかけ線と似ているようで、ある種の王者的な意味合いがあります。また、知能線が長いため、じっくり長く考える熟考型だとも言えます。
そして、ますかけ線的な気質にプラス、シドニー線には病気などに関する暗示も指摘されています。
◆自閉症
◆ADHD
◆統合失調症
◆アスペルガー症候群
◆低酸素症
◆白血病
◆ダウン症候群
◆アルツハイマー型認知症(10%の病患者にシドニー線が認められた)
◆癌リスク遺伝(生命線上の島/生命線から離れてスタートするシドニー線は要注意)
◆乾癬
◆先天性風疹(頻繁に確認される)
◆ウィリアム症候群
シドニー線について、上記のような病状&症状の研究がされているようです。
ちなみにダウン症の人は、白血病やアルツハイマー型痴呆症になる確率が高いようですね。また、ダウン症とアルツハイマーの脳は、専門家でも判別が難しいほど似ているそうなんです。
手相は大脳を反映すると言われてますが、そういう意味で手の線にダウン症やアルツハイマーの傾向が表れるのはあり得そう。
ただし! シドニー線が出ている手相だからといって、上記の病気&症状が出る訳ではないし、逆にシドニー線がなくても、上記の病気&症状が出ることはあります。
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シドニー線は60年代後半にオーストラリアで名づけられた手の線で、日本の手相師さんでその存在を知らない人もいるでしょうね。
ダウン症やアスペルガー症候群関連の掲示板を見ていると、「ますかけ線」の話がしばしば出てきますが、もしかしたらシドニー線のことなのかも知れません。ますかけ線は遺伝しやすい線ですが、シドニー線もDNA的な因果関係があるのかもしれません。
シドニー線と二重感情線のあるますかけ線
シドニー線の情報はあまり多くないので、英語のページなども参考にしたのですが、『二重感情線のあるますかけ線』と鑑定された人が『シドニー線』だった!という可能性は十分ありそうです。
シドニー線らしき有名人の手相
シドニー線らしき手相は無いか?とネット上の手相画像を眺めていたら……それっぽい手形が見つかりました。
シドニー線らしき手相を持つ有名人がいらっしゃったのです。
直接お目にかかって現物を見たわけではないのですが、私にはシドニー線に見えました。
感情線は先端が三叉に分かれ、そのうちの1本が人差し指と中指の間まで伸びている、社会貢献を目指す情熱的な感情線。
三叉の一つが知能線に接触して変形ますかけ線でもあります。
この手相、誰の手相なのかお分かりですか? 大方の日本人なら知っている大物ですよ。この興味深い手相の持ち主は……。
経営の神様と呼ばれた松下電器産業(現・パナソニック社)創設者、松下幸之助さんです。
それにしても長い知能線(青)。かなりの熟考型で、私としては意外。経営者ってとっさ、短時間でパッパと判断を下す知能線になりそうですが。
ちなみに、知能線の長さはIQではなく、思考の長さ&深さです。
手相界で松下さんは、ますかけ線はもちろん、三喜紋(覇王線)の持ち主としても有名です。

三喜紋
松下さんは子ども時代、病弱だったと聞きますし、もしかしたらシドニー線の可能性もあるのかしら? と考えてみたりもします。
けれど、(当然ですが)ご本人様から直接お話を伺ったこともないけれど、シドニー線については分からないことが多いので、何かしらの体質に関わっているのかな?と個人的に予測(^_^;)
それにしても、松下幸之助さんの素晴らしい手相に惚れ惚れです。