複数の活動、複数の仕事をやってみる~トウキョウソナタから学ぶもの

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変化のスピードが速い時代。子ども世代は親の生き方を真似しているだけじゃ人生回らなくなる気がします。

でも、10年先の近未来さえ、親世代にはほとんど読めません。

70年代生まれの私には、テレビ電話はドラえもんの道具だと思ってましたし。

もしかしたら、今の時代にさえついていけてないかも。

* * *

そんな中、最近では、一つの肩書にとらわれず、複数の活動をされている人も増えてきたようです。

複数の仕事を掛け持ちするメリットとして

リクス分散

が挙げられますが、やりたい事をやってたらいつの間にか複数の活動になったって人もいるようですね。実は私もそう。

やりたい事と、生きていくために最低限必要な仕事を同時にやっていたら、複数の活動を同時進行することになっちゃいました。

複数の仕事をこなす生き方に対して「1つの仕事に集中するべきだ!」という批判が世の中にはあるようですが、まずは1~3年、集中して1つのスキルを磨いて、次にどんどん移っていくのも良いんじゃないかな~。

あのドラッカーも、2~3年ごとに新しい知識を取り入れていたそうですよ。

企業に属すれば、そこで通用するための知識を身につける必要もあるでしょうが、そこにプラス、

自分の心が喜ぶ活動や、今の時代にあった活動も取り入れて複数のスキルを身につけるのも良いんじゃないでしょうか。

トウキョウソナタのお父さん

そんなことをツラツラ考えてるうち思い出したのが『トウキョウソナタ(竹書房文庫)』

リストラされた、とある企業の総務課長(香川照之)が転職活動を始めたものの、外で通用する専門能力はなく

「私は総務課長を長年やってきたのですから……」

ってことくらいしか就活の面接でアピールできず、けっきょく、いろいろとあって掃除夫に……ってお話。

最終的にはプライドを捨て家族のために清掃夫として働くトウキョウソナタのお父さんの姿は、ある種『カッコイイ』ものでしたが、

「新卒で入った会社一筋にご奉公!」って生き方は、今の時代ハイリスクだし、時代の流れが早いから、人気企業も10年後にはどうなっているか分かりません。

一生一つの会社で頑張ります!っていうコントロールがムズカシイことを目標に生きると、それが壊れたとき大変。

少なくとも定年を迎えた後も続けられる活動は今のうちから初めたほうが良いと思いますよ!