フリーランスになる心構えとは?
私は個人事業主(フリーランス)として働いていますが、その前は企業に勤め、自分の適性とはまったく合わない仕事をしていました。
適性のない仕事もツライですが、自力で仕事を見つけるフリーランスの仕事もなかなか大変なものです。
本業の作業はもちろん、お客さんを呼びこむ営業なども、どうすれば良いのか?いまだに試行錯誤です。
たとえばブラック企業でもない限り、お勤めしていれば月給が自然と入ってきますが
フリーランスは収入の波が大きく目標に達しない月が続くと、生活を切り詰めるハメになることも。
上手くいってない時などは、寝に入る前にアレコレ考えてしまい、自分のやり方は間違ってないのか?自問自答を繰り返す夜だってあります。
そんな時は、自分の手相を覗きこんで、大きく道は反れていないから大丈夫!って自分を勇気づけられるのが手相師の良いところですが(笑)
フリーランスになって後悔したか?
ではフリーランスになって後悔しているか?って聞かれたら
「いえいえ、まったく後悔してませんよ!」って胸を張って言えちゃいます。
どうにかこうにか夫と力を合わせ、生活できていますし、会社勤めしていた頃より家族との時間が多くなって生活は豊かになりました。
それに何より、自分の人生をコントロールしている感覚は何物にも代えがたい喜びです。
私自身、未熟な点は沢山ありますが、いま、フリーランスになろうかどうか悩んでいる人にアドバイスを差し上げるとすれば
最悪な状態だけはシミュレーションしつつ「とりあえず、やってみて!」
ってことをお伝えしたいですね。
フリーランスとして飛び込む前に
できれば、いまやっているお仕事と両立しながら副業として飛び込んでみる。
その仕事が本当に自分のやってみたい仕事なのか?
自分の実力とはどれほどのものか?
どんな課題が出てくるのか?
やってみなくては分からないことは沢山あります。
その仕事の本質を実際には分からないままアレコレ考えてしまうよりも、思い切って飛び込むほうが勢いを持って仕事に取り組めるはずですよ。
ただし現実的な意見を言えば、初心者が初めてビジネスに参入すれば、何かしら痛手を受けるはず。
恐れてばかりじゃ始まらない
失敗を恐れ、アレコレ準備を整えてから初めよう!な~んて考えてしまう人も多いのですが、準備に時間をかけるあまり、いつのまにか歳月が過ぎ、最初の志がなえて好きな仕事へ飛び込む気力が薄れてしまう……なんてこともよく耳にする話。
その人の人生はその人のもの。
どう生きるかはご本人が決めればいいのですが、慎重になりすぎるあまり本当にやりたかった事を忘れてしまう、そんな人たちを沢山見てきたので、
取りあえずセーフティーネットは残したまま思い切って飛び込むことを私はオススメします。
まずは初めてみて、必要を感じれば資格を取得したり、勉強してみればいいんだと思います。
もちろんフリーランスはケース・バイ・ケースなので止めるべき人もいるのですが、
『飛び込む勇気』
『何が起きても乗り越える勇気』
この2つの勇気を持って、早めに参入することをオススメしますよ!
個人事業主・フリーランスに必要なスキルとは?
フリーランスとして生きていくなら、その仕事がプロフェッショナルなのは当然。
私の場合なら、手相が観れて当然。
だからと言って、100%完璧にできている自信があるか?と聞かれても、Yesとは言えませんが、
手相のプロとして、日々誠実に依頼主さまと向き合い、手相の研究を続けることは必須だと考えています。
それは当たり前のこと。特別なことではありません。
個人だろうが会社員だろうが公務員だろうが、自分の仕事はプロとして向き合うべきです。
それを踏まえたうえで、フリーランスとして必要なスキルは何か?と聞かれたら、
1も2もなく
「仕事をもらう能力」
です。
最近ではネット上で仕事を依頼したい人と請け負う人とをつなげるクラウドソーシングというサービスもあり、個人でも仕事を手に入れやすい環境で、私も以前はライティングの仕事などで利用しましたが
どうしても安い金額で叩かれやすく、安定した収入にはなりにくいのが実情です。
簡単に仕事が探せるということは、競争相手も参入しやすくなり、単価が下がってしまうのです。
何よりもクラウドソーシングでもらえる仕事は下請け作業がほとんどですし……。
下請けの低収益からの脱出
経営コンサルタントの一倉定さんの言葉
下請けの低収益から脱出したければ、販売という『難行苦行』に耐えなければならない
まともな収益を目指すならずっと請け負い仕事を続けるのではなく、自分で自分の商品やサービスを売れるようになる必要があります。
分かりやすく占い師を例に挙げれば、『占いの館』に所属して元締めが集客したお客さんを占っている間は、たとえ人気占い師であってっもある程度の収入しか到達できません。
時間制で占う場合は、収入を上げるため話を引っ張ったりなどいろいろ大変なようです(汗)
占い能力に自信があるなら独立したほうが良いと思うのです。
が、
自力で集客できずフリーになるのをタメらう占い師も多いようですね。でも、下請け仕事を続けている限り納得できる経済力は得られません。
やりながら仕事をもらう能力を磨く
これはどの分野でも同じ。
フリーランスを目指すなら「仕事をもうらう能力」、つまり営業&マーケティング力は大切です!
じゃあどうすれば良いのか?ってことですが、
お勤め人からフリーランスを目指す人は副業的にフリーランスを始め、それで最低限度の収入が手に入るようになったら独立。
営業&マーケティングはハウツー本を読むのも大切ですが、実地でやりながら覚えちゃいましょう!
何よりももったいないのは『すべて完璧にできるようになってから初める』っていう考えですよ。
完璧にできる人なんていないのだから時間を無駄にしちゃう&いつの間にか諦めてしまう可能性大です。
退職する前に考えておくべき現実的な話
最後に、会社を辞めて新しい人生を歩む! と考えている人は、一度、考慮してくださいね。
退職後に前年度の給与に応じた住民税と国保保険料が算出さることを。
特に! 給与の良い状態から脱サラするなら、最低でも1年分の生活費プラス税金のことも考えておきましょう。税金貧乏にはならないように。
会社を辞めたら健康保険証は返さなくてはいけません。もしも病院でもらうお薬があったり、歯の治療が必要だったりするなら、
退職後落ち着いたら病院へ行こう!ではなく、返却前に病院へ行った方が経済的には良いですよ。
会社に勤めている時は、会社にやってもらっていたことを、自分の手でやらなくちゃいけなくなる。
その時に慌てないよう情報収集は怠らずに。