起業するなら心にとめてほしい3つの心得

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厳しい競争が伴う起業

私の手相鑑定には起業したいというご相談も多く寄せられています。

チャレンジ精神を持つ人のこと私は大好きなんですが、厳しい競争のある職種を希望する人に対しては、普段よりも辛口アドバイスをお伝えしています。

競争が激しい世界で生きるなら、甘い気持ちで始めても挫折する可能性が高まるだけだから。

設立1年以内で倒産する会社は40%

せっかく会社を設立しても1年以内でなくなる企業は4割。

詳しく見ていくと、1年以内で廃業・倒産する会社は40%、5年以内が15%、10年以内だと6%、30年残った企業はわずか0.02%

1985年に設立した100社の内、2015年時点で生き残っている会社は2社のみってことです。

シビアな世界だと思いませんか?30歳で起業したとして、60歳まで続けられる確率が0.02%なんですよ!

心得1:起業前に副業のすすめ

だから起業したい!と現役社会人が考えているのなら、まずは今の職場で働きながら、副業として始めることをオススメします。

忙しくて副業なんてできない!業種的に副業は無理!というのなら、せめて最低でも1年、できれば3年、無収入でも生きていける貯金を作りましょう。

そして起業前にブログやSNSで集客しましょう。

最初の起業で順調にいく人もいますが、良い商品・良いサービスさえあればOKというほど起業は甘くありません。

美味しいのに客の来ない店

たとえば、人気レストランを思い浮かべてください。

味はそこそこ美味しいのはもちろん、その他にもお店に魅力があるはずです。

いくつもある食べ物屋さんの中からその店を選ぶのは、なにか理由があるもの。

入りやすいお店だとか、行列のできる人気店だからとか、Facebookやtwitterで紹介されていたとか、駅前でチラシをもらったからとか。

世界的知名度のあるマクドナルドでさえ、新規オープン店に「サクラ」を雇ったようですし(^^;

食べ物屋であれば、そこそこの美味しいメニューを出すのは当たり前。定期的に新メニューを出すのも当たり前。

マーケティング、マネージメント、集客力、経理の知識など、経営全般の知識も必要です。

味は良いのに閑散としているレストラン、あなたの周りにありませんか?

客観的に見て、繁盛店=最高に味が良い店とは限らないと思いませんか?

もしも商品が良ければ何もしなくて売れるなら、エルメスやグッチやシャネルといった世界的ブランドが広告を出す意味は何?

心得2:やりながら会社経営の知識を身につける

起業すなら経営知識も身につけましょう。

会計、財務諸表の勉強も必要です。会計の概念が乏しいと、黒字倒産。なんて話も出てきてしまいます。

スタッフを雇うなら人事管理も覚えなくてはいけません。

とはいえ会社経営に必要なスキルは多岐にわたるので、起業前に知識を得ようと考えるのではなく、やりながら覚える方が効率的なはずです。

起業はスピード。全部の準備を整えてからでは遅いですよ。

心得3:何よりもメゲない心の強さを

起業のためにいろいろ準備しても、最初は何度もつまづくことも心してくださいね。成功している経営者でも、みなさん最初のうちは失敗しながら勉強したようですよ。

だから起業家には、上手くいかなくてもメゲない心の強さが必要です。豆腐のような脆いメンタルを持つ人は、起業家には絶対に向きません。

起業家に転んでもタダでは起きない心の強いますかけ線が多いのもそのためです。

厳しいことばかり書き並べましたが、できることなら厳しい現状を知りつつ、それでもチャレンジして欲しいのです。

やって後悔するのとやらずに後悔するの。あなたならどちらを選びますか?