手相の中でも特に珍しいのが三喜紋。
今回は、三奇紋・覇王線・羅王線とも言われる相の解釈についてです。
三喜紋・三奇紋とは

三喜紋
三喜紋の成り立ちは、しっかりした運命線・太陽線・財運線が一ヶ所に集まる形を指します。なかなか成立しづらいですよ~。
◆強力な運命
◆数多の名声&幸福
◆大きな富
この3つ同時に手に入れる可能性を秘めた幸運の手相。
とても珍しい手相で私が観た限り、平成天皇、松下幸之助、堀江貴文(ホリエモン)といった方たちがお持ちです。
もちろん画像ですが、初めて観た瞬間、ガーッと迫ってくるパワーがありましたよ。まるで『水戸黄門の印籠』のよう。
手相上のオーラが違いますね。本物が目の前にあったら言葉が出ないかも知れません。
それで、有名人なら三喜紋を持つ人は多いだろうとネット上で検索してみたんですが……。
複数の芸能人の名前が出てくるのですが、その中の一人、
40代になった今でもイケメンで幅広い分野で活躍される福山雅治さん。
メディアでも有名な手相家さんに覇王線だと言われたそうですが、福山さんの左手の解説書を見るかぎり……。
とっても素晴らしい手相ですが、私には覇王線(三喜紋)だとは思えませんでした。
理由は簡単。
美しい運命線・太陽線・財運線をお持ちですが、その3線が1点に集まってないのです。
福山雅治さんの運命線・太陽線・財運線
◆大衆からの人気をえる運命線
◆旅行線から始まる太陽線
◆手首から伸びるとてつもなく長い財運線
どれも文句なく素晴らしい線ですが、3線が一か所に集まってないですよね。だから私が診断するならば、三喜紋とは判断しません。
ただ、手相には流派があるので手相師によって判断が違うのかもしれません。
三喜紋はないがますかけ線はあった!
ちなみに福山雅治さん、ますかけ線はお持ちでした。

ますかけ線
ますかけ線は「天下取りの相」と呼ばれ、片手だけとか、変形も合わせれば、持っている人は多いです。
イメージ的には実力で勝負をかける『戦国武将』。戦国武将は複数人いるのでナンバーワンではありませんよね。
かたや三喜紋は、宿命・名声・富。全てが重なり、より大きな不動の地位を得る雰囲気。
後天的に作られると言われてますが、天に選ばれた人、並ぶものがいない孤高の王者と言えるような相です。
しかし天下を取った豊臣秀吉や徳川家康はますかけ線はありましたが、三喜紋はありませんでした。
複数いたライバルの中から頭一つ突き抜けトップの座を得た人たちですが、三喜紋は『覇王』というより、もうちょっと違った意味なんでしょうね。
クリエイターの土星環
ほかにも土星環もお持ちなので表現者であると同時に、クリエイターとしての能力が高いイメージです。

土星環
トップに立つよりも、より良い作品を創りだしたいという気持ちが強い創造的な表現者。職人気質をお持ちの方。
歴史上の人物で言えば、やはりどうしても坂本龍馬をイメージしますね。
自分の出世ではなく、日本という国を良くしたいという熱い心で動く人。
スタッフを抱える福山さんですから作る曲、出演するドラマ、すべて一番を狙っているとは思いますが、それ以上に「良い作品を創りたい」という気持ちのほうが優っている方だと観ました。
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福山雅治さんの手相について、有名な手相家さんの判断とは私は違う意見でしたが、どちらが正しいかどうかではなく、手相師によって診断が違うという例だと思った次第です。