うちの子には、小さい頃からの夢があります。
できるだけ子どもの夢を叶えるために応援してあげるつもりでしたが、その職業は一握りの人しか活躍できません。クリエイティブな才能がないとムリな職業なのです。
それで、中学受験の時に遠くにある進学校を受験させるか近所の普通校を受験させて時間を作ってあげるか悩んでいたのです。
(ちなみに私の住んでる国では公立中学でも受験は必須)
ちょうどそのころ、とある場で初めてお会いした方とじっくり話す機会があったのですが、
その方、35歳で高い技術が認められ海外からもオファーが来るほどの職人さん。
詳しい仕事内容までは書けませんが、「そんな職業があるんだ!」とビックリするような特殊技術を手にしていました。
さすがに年俸までは聞けませんでしたが(笑)悪くはないご様子。
その席で、たまたま「小学生のうちの子は将来、○○になるのが夢なんです」ってお話したら、ナント!
その職人さんも子ども時代にずっと目指していて、でも結局、夢は叶わず、それで仕事を転々としていたけれど、
20代後半に今の仕事に就いて認められるようになったんだとか。
特別な学校にも通ってないんですって!
その技術は誰でも身につけられる訳じゃなくやはりセンスと才能が必要になるそうで、3~5年修行しても上達する人と、そうじゃない人に別れてしまうんだとか。
35歳の職人さんがその仕事に就いたきっかけは、
行きつけの飲み屋でその会社の社長さんと同席になってうちで働かないか? と声をかけられたから、だそうで、
特別やりたい仕事ではなかったけれど、やってみたら上手にデキちゃいました。という流れだそうです。
興味深いですね。
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手相を観れば、大方の能力は分かることは分かるのですが、
小学生くらいだと運命線や太陽線がまだ出ていないことが多く、職業的な成功が得られるかまではふつうは読み取れません。

運命線

太陽線
そのため、ノルかソルか分からない職業にわが子を集中させていいか?正直迷っていましたが、
35歳の職人さんのように、成人してから身につけられるスキルもあるわけで、今はわが子のやりたい事を優先させてあげようと決めました。
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子ども時代の夢を叶えられる人は、ほんの一握り。
でも、夢に向かって努力したことはその夢が叶えられなくても役立つはず。
わが子のために親ができることは、現時点で子どもがやってみたいことをサポートしてあげること、だと私は思っています。