『私は,100歳 世界最高の現役スイマー』という本に出てくる100歳の現役スイマー、長岡三重子さんのお話。
53歳の専業主婦が経営者に
長岡さんは53歳まで一度も働いたことがない専業主婦でしたが、病弱だったご主人が亡くなり、53歳にして夫の事業(卸問屋)を引き継ぐも、ご主人の商品は時代の流れで淘汰される運命だったので、
自ら、その時代にマッチした商品を探し出し、傾いていた経営を建て直して経営者の道まっしぐら。というスゴイ人!
私の感覚では、お仕事の経験がない53歳の専業主婦が、一から経営を学んで約40年間働き続けた、というストーリーさえ驚異的なんですが。
80歳から水泳デビュー
80歳で水泳を始め、85歳でマスターズ水泳大会で日本新記録樹立。95歳で世界新記録29個達成。今現在100歳の現役スイマー。
という、目から鱗が落ちてきそうな経歴を見て、本当に、本当に、心から『素敵!』と叫んでしまいました。
目の前のことを一生懸命やる
長岡さんのように、苦手だと思ったことでも、まずはやってみて、どんどんやって上手になって、上手になったから好きになって……。
という、前向きな生き方もあったんだな~と、良い意味で刺激を頂きました♪
ともかく、長岡さんは『目の前のことを一生懸命やる』という生き方をされていて、
そのまっすぐな性格があったからこそ、50代の専業主婦からでも新しいチャレンジを繰り返せたんでしょう♪
一人暮らしでも長生き
もう一点考えさせられたのは、遠方に住む息子さんたちとは良好な関係を築きつつ40年以上一人暮らし。長岡さんは100歳ですよ!!!
「バリアフリーはしない。甘やかしたら良くない」と息子さんが仰ってますが、考えさせられますね。
子育てにしろ介護にしろ、相手を甘やかすことで、彼らの可能性を潰していないか? もう一度考える必要があるかも、です。
人生のお手本を探そう!
専業主婦だけど、これからの人生どうすればいいの?って迷っている皆さん~~~。
まずは目の前にある、あなたの仕事を頑張りましょう♪ 主婦業も子育ても、大切なお仕事です!そして、読書や実際の活動の中から、お手本にしたい人生の先輩(女性)を見つけましょう!
ちなみに私は、宇野千代さんや森瑶子さんのエッセイをよく読んで行動することの大切さを知りました。
現実社会でも、「この人は!」と思える年上女性のお友だちを積極的に作り、人生についてのお話を伺っています。
長岡さんの素敵な言葉を
最後に『私は100歳 世界最高の現役スイマー』から長岡さんの言葉をご紹介します。
苦は楽の種、楽は苦の種
えらいこと(苦労)をすればまた良いことがあると、若い時からずっとそう思ってやってきました。えらいことが好きじゃ。えらいことをすれば、良いことがある。