人に喜んでもらうために身につけておくと良いスキルは何か?
と問われれば、私は迷わず『人の話を聞くスキル』と答えます。いわゆる『傾聴』というスキルです。
どうしてそんな風に思うのか?と言えば答えは簡単!
人の話を本気で聞くのってものすごく人に喜ばれる行為なのに、とてもむずかしく大変だから。
どんなに忙しくて時間がない人でも、自分の話を聞いてほしいと思っている人は沢山います。
中には、何も話すことはない!と言う方もいるでしょうが、それは上手く話せないのが怖かったり、話しても理解してもらえないという諦めだったり……。
本当の本当は、自分の話を『心地よく』話せれば嬉しい、
のではないでしょうか?
ただ……。
話を聞く側の立場になれば、まったく価値観の違う方からの一方的なお話、興味の持てないお話を伺うのは、場合によっては精神的強さが求められます。
無理して聞くと体調までも崩すこともあります。
たとえば配偶者の愚痴や繰り返される同じ話などを何も言わずに我慢して聞き続けていると早死するというデータがあるようで、
(このとき配偶者側は、まったく自覚はないようです)
人の話を聞くのは心身ともに元気でないとむずかしいように思われます。
傾聴がお仕事!心理カウンセラー向きの手相でも書きましたが、
忙しい現代では私もふくめ、じっくり人の話を聞く時間的ゆとりのない人が多いですし、
人のツライ話を聞くことで自分までツライ気持ちに引きずられることもあります。
人の話(お悩み)を聞くのは大変。
だからこそ、傾聴のスキルを使って人の話を真剣に聞いて差し上げることができれば、人のお役に立つ存在になれるはずです。
ただし……かなり疲れると思いますから心に余裕があるときに限った方が良いかもしれません。
人に親切にする行為で自分が潰れてしまって自分の家族に迷惑をかけたり、潰れることで相手の期待を裏切るようでは元も子もありませんもんね!
人の話を聞くのはむずかしいですが、それが出来る人は素晴らしいと思います。