こんにちは。手相師のミセスKです。
手相にはいろいろな線がありますが、特に大切な手相基本3線のひとつ、生命線のお話です。長くなりますが、どうぞお付き合いください。
生命線とは
生命線(せいめいせん)は手相の基本3線の一つ。生まれたばかりの赤ちゃんでも持っています。
その人の持つ体内エネルギーを表し、体調や体の弱点など健康運はもちろん、結婚・出産・昇進・開業などび開運期や障害が起こる時期など人生全体が読める、とっても重要な線です。
生命線がしっかりと刻まれ、停滞をあらわす障害線や島(アイランド)など、生命線を妨害する印が特になければ健康に恵まれ、運勢も良いと観ます。
生命線が長い、短い
巷では生命線が長いと寿命が長くなり、逆に短いと寿命が短いと言われていますが、それは間違い!人の生命はそれほど単純ではなく、生命線の長短だけで寿命を読み取るわけではありません。
生命線が短くても、ほかの線が補ってくれることもよくあるので、生命線が短いからと言ってあまり心配しないでくださいね。
生命線の長短は、生まれ持った生命の長さだったとしても、生きている間に身体を労わり、よい行いをすることで寿命が伸びるようですよ。
ちなみに、寿命を教える占い師さんがいたら、あまり信用しないほうが良いかも。
私が鑑定した方の中に、「もうあなたは死んでいるはずよ!」みたいな事を手相師に言われたという方がいましたが、私はそんな事はないと思ってます。
生命線の長さは生まれ持ったものだとしても、その人にもっと長く生きてほしいと、運命からプレゼントとして、運命線や陰徳線など生命線の短さを補填してくれる線をもらっていると読んでいます。
だからこそ生命線が短い人には、日々大切に生きなきゃダメ!なのです。
生命線の島
生命線も奥が深くバリエーションがいくつかありますが、一本線ではなく、米粒のような形の島(アイランド)ができた生命線もあります。
島は停滞を表すので、よい意味とは言えないんですが。
A.生命線の最初が鎖状になっている
生命線の出発は、親指・人差し指方向から始まります。
その最初の部分が鎖状になっていて、その後は一本線になっている人は、幼少期に身体が弱かった人。
お薬が手放せなかったり、頻繁にお医者にかかっていたり、一昔前なら二十歳まで生きられません、などと言われるような虚弱な子供時代を送ったけれど、成長して健康になった人。
ご本人はもちろんですが、親御さんの頑張りもあったんでしょうね。
B.生命線の全体が鎖状になっている
生命線全体が鎖状になっていると、虚弱体質で体力がなく、意志薄弱な証拠。
両手とも生命線は鎖状
両手とも鎖状になった生命線をお持ちの方は、生まれながらに病気がちで、日々生きることとで精いっぱいかもしれませんね。
明石家さんまさんは「生きてるだけで丸儲け」と仰ってますが、ご自分が生まれてきた意義を大切にされてくださいね。
左手の生命線だけ全体が鎖状
持って生まれた運命を表す左手だけが鎖状になっていれば、元々は虚弱体質だったけれど、その後の生き方で丈夫になったことを表します。
ご本人様の生き方や、ご家族のフォローなどが素晴らしいのでしょうね。
きっと何かしらの使命をお持ちの方だと思います。ご自分がやるべきことに邁進してください。
右手の生命線だけ全体が鎖状
後天的な面を表す右手の生命線だけが鎖状になっていれば、元々は人並みの健康を有していたけれど、不摂生が祟って不健康になっているようです。
この手相は本当に残念。すぐにでも生き方を変えるべきですよ!
C.生命線の途中に島がある
生命線の途中に島は、線の真ん中に出てるなら胃腸が弱っている暗示。それ以外の場所に出ていると、何かしら病気が隠れている暗示です。
今までなかったのが突然現れたりしますよ。
ただ島が出てもすぐ生死にかかわるとではないので、まずは病院で検査。そして養生してください。
生命線の途中が切れている
途中が切れている生命線って、ご想像に難くないでしょうが、あまりいい意味ではないのです。
線が切れて空白になっている部分は1~5ミリくらいになります。
生命線の途中が切れている
生命線が切れている時期は、体調が思わしくありません。
入院や通院が必要な重い病気、または大怪我になる可能性が高いです。
線が離れれば離れるほど、その問題も大きくなります。
ただし、元々の生命線が弱く1か所だけでなく数カ所切れ切れになっていれば、重大な病気ではなく、虚弱傾向を表します。
途切れた生命線を助ける線
上でご紹介した通り、生命線の途切れは悪い意味合いになりますが、その途切れの横に細くても線が出ていれば、一時的な身体面でも問題が出ても軽く済む暗示です。
図のように生命線の内側に出ることもありますし、外側にでることもあります。
第二生命線(火星線)は体力2倍
第二生命線は、生命線の内側で、生命線より親指側に薄く刻まれる線です。
生命線よりもだいたい5㍉以上離れて出て、一般的に生命線よりも薄くでています。
火星線(かせいせん)、副生命線(ふくせいめいせん)、二重生命線(にじゅうせいめいせん)とも呼ばれています。読んで字のごとく、生命線を補足する線ですね。
第二生命線が出ている時期は、人一倍スタミナがあり健康的な時期。
もしも生命線の状態が悪くてもそれをカバーしてくれます。生命線も元気が良いなら他の人よりも丈夫で、どんどん活動できます。
お仕事にも思いっ切りのめり込めますよ。お仕事って、健康あってできるもの。健康な時期に沢山学び、吸収し、キャリアを付けると晩年も安心ですよね。
第二生命線の注意点
第二生命線の多くは生命線よりも短く、途中で終わってしまいます。
これまで当たり前に活動していたのに、第二生命線が終わった後に体力がなくなり、活動を縮小しなくてはいけない状況になります。
ですから第二生命線に守られている間にご自分の立ち位置を築き上げ、体力が落ちた後にも備える必要があります。
生命線を元気にする5つの秘訣
もともと良い生命線を持っていても身体に悪いこと、たとえば薬物やアルコール依存、暴飲暴食、過度な労働、不規則な生活を送ることで、持って生まれた寿命や健康運を損なうことだってありますよ。気をつけなくてはいけませんね。
つまり、すべて手相通りに寿命が決まるのではありません。手相はあくまでも予定、カーナビですが、ある程度はあなたの寿命をあなた自身が決められるのです。
生命線を元気にする秘訣なんて見出しをつけましたが、誰でも知っているような基本的な健康法になります。
でも今の時点で影響が出なければ、それがいいと分かっていても実行できない人が多いですよね~。
でも手相を観て良い感じじゃなければ、生活改善してみようかな?と考えるきっかけになるのでは? できれば身体を悪くしてから始めるよりも、生命線の状況を見て、事前に用心することをお勧めします。
程よいストレス
程よいストレスは人を成長させてくれる原動力になりますが、あまりにも生命線の乱れが多いならストレス過多ではないか?見直してくださいね。
まったくストレスない生活を目指すと、逆にそれがストレスになるようなのでほどほどにね。
メンタルを鍛える
信心一如、肉体と精神は一体だと言われていますが、生命線にも身体的なことに加えメンタルの調子も反映されます。生命線を元気にするためには、心を鍛え打たれ強くなるといいですよ。
とは言ってもメンタルを鍛えるのって筋肉を鍛えるようにメニューがある訳じゃないので難しいのですが、私が思うに、辛いことから目を背けず受け入れたり立ち向かったりすることで、徐々にメンタルが鍛えられるんじゃないか?と思っております。
規則正しい生活
睡眠不足や食べ過ぎの飲み過ぎも生命線を乱す原因の一つです。もちろん薬物や過剰な性生活も生命線を乱す要因になります。
人によって朝型・夜型があるようですし、睡眠時間も摂取する食事の量も人それぞれ違います。世間で言われる健康法ではなく、自分に合った健康法を見つけましょう。
身体を酷使しすぎない
意外にも身体を鍛えることで身体を壊すことがあるようです。過ぎたるは猶及ばざるが如し。何事もバランスが大切です。
身体を鍛えるなら、ほんの少しだけキツイと思える量がいいと聞きますが、それも年齢に応じて。可能であればプロコーチに自分にあったメニューを教えてもらうのがいいかもしれませんね。
穏やかに
何よりも生命線を元気にしたいなら、自分が心穏やかでいることと、笑顔でいることが秘訣。
抽象的で「じゃあどうすればいいの?」って思われそうですが、穏やかに生きるためには等身大の自分を受け入れることが一番大切じゃないかな、と私は考えています。