皆が等しく貧乏になる日本~低欲望社会 1

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2015年に出された、大前研一さんの『低欲望社会~「大志なき時代」の新・国富論』のブックレビュー。5回に分けてお届けします。

個人的には賛成できる意見と、そう思えない意見とが拮抗する内容でした。全面的に賛成!ってわけじゃないけれど、今後の日本を考える叩き台になるので取り上げます。

低欲望社会とは

『低欲望社会』とは、大前研一さんの造語で、読んで字のごとく、「欲望が極端に低くなった人たち」の集まる社会のこと。

欲望の渦が極端に高かったバブル期のように、やれ外国車だ高級ワインだ、ハイブランドバッグだと、お金をじゃんじゃん使うためガツガツ働いて高収入を目指す社会ではなく、お金を極力使わない生き方、出世など大志を抱かない生き方を求める社会。それが今の日本だというのです。

消費減退の理由

そもそも今の消費減退は、日本が総じて消費意欲のない国になったことによるものだ。

『低欲望社会』大前研一 P10

なるほどね。

日本の商品/サービスは世界トップレベルだと思いますが、それなのに売れない。利益がでるかでないかの状態に安くしないと売れない。それが進んで安くても売れない・・・。これは物/サービスが悪いからではなく、日本人が貧乏になったから?と思ってましたが、それにプラス、消費意欲が落ちていることも原因なんですね。

私は消費意欲が半端ない人たちが多いタイに住んでいるので、最初、物を欲しがらない人が多いのがピンとこなかったけれど、たしかに、断捨離とかミニマリストが話題になっていることからして、低欲望社会なのかもしれませんね。

購買意欲が減った日本は皆が貧乏になっていく

では、このまま低欲望社会が進んだら、日本はどうなるのか?というのを大前さんは予想されていますが、

皆が等しく貧乏になる国・日本

P30

恐ろしい・・・。

何が恐ろしいかって、これまで先進国として物質的生活を謳歌していた人たちが貧乏になるのって、元々貧乏だった人が引き続き貧乏であることより、精神的に辛いんじゃないかなーと。

「うちは元々貧乏だ」という意見もあるだろうけど、元々貧乏だった人はますます貧乏になるはずです。なぜなら、低欲望では購買意欲だけでなく、出世したい、今より良い生活をしたいという社会的意欲まで低いわけで、上を目指さない=没落の一途だから。

頑張ってやっと現状維持

いまの日本人が現状を維持するには、結構大きな労力が必要です。

人間の身体と同じ。若いうちは何もしなくても美しいし体力もあるけれど、年取ってくると、これまで何もせずにキープできた体力やスタイルを維持するだけで、相当のお金と努力と労力が必要になってきます。

つまり成熟社会になる(年取ってくる)と、人生を謳歌していた(成長期・バブル期)頃の経済レベルをキープするのは難しく、何も手を打たないと体力は衰え、あちこち不調が出てきて、死に向かっていくしかない。少しでも老化を遅らせるためには、これまで以上のメンテナンスが必要。

それなのに低欲望にシフトし、「お金も社会的地位もいらないよ」とメンテナンスを怠れば、今よりも貧乏になるのは当然です。

恐ろしくないですか?

次回に続きます。

おすすめの本

低欲望社会: 「大志なき時代」の新・国富論 (小学館新書) (小学館新書 お 7-2)

著者:大前研一

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