生まれながらの天才はいない『超一流になるのは才能か努力か?』その5

バンコク手相鑑定12月スケジュール

バンコク手相鑑の日程です。

・12月21日(木)17:00~20:00

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限界を超えられず壁にぶつかったときからの続きです。

『超一流になるのは才能か努力か?』のブックレビューの5回目です。

これまで、1.生まれつきの才能と努力、どちらが大切か?、2.経験だけではスキルは劣化する、3.目的ある練習を、4.限界を超えられず壁にぶつかったとき、と続けてきましたが、今回が最終回となります。

生まれながらの天才はいない

けっきょく、生まれながらの天才はいるのかいないのか?

本書が出す答えは、「生まれながらの天才はいない」です。

たとえば音楽の神童モーツアルト。彼は幼少の頃から神童と騒がれてましたが、それは生まれ持った才能ではなく、父レオポルトの熱心な音楽教育があったからこそ、と結論づけています。もしもモーツアルトが音楽に親しむ環境にいなければ、あれだけの才能は開花しなかったはずだと。

その根拠として、2014年に心理学者・榊原彩子さんが発表した研究によると、2歳から6歳までの子供24人に絶対音感習得のトレーニングしたところ、1年~1年半で全員が絶対音感を習得という報告を挙げています。

モーツアルトは音の聞き分け=絶対音感を持っていたと言われていますが、これは幼いころからの父の音楽教育の賜物だったというわけです。

年齢だって人によっては絶対的な壁ではない

では大人になったら絶対音感を身につけるのは不可能か?
音楽専攻の大学生26人に絶対音感のトレーニングを試すという実験がありました。それによると元々耳が良かった一人の学生は絶対音感を持つレベルまで到達し、元々正解率の低かった3人の学生の正解数は2~3倍に増え、残り22人はトレーニング前と変わらなかったそうです。

ここから言えるのは、年齢の壁だって絶対的ではない、ということです。もちろん適切な時期にトレーニングしていれば全員が習得できたものを、大人になると習得できる人とできない人が生まれる、わけではありますが。

練習こそが能力の最大の源

「生まれつき才能がある人」を特定する方法は、これまで誰ひとり見つけていない。先天的に能力が決まってないから、誰がその道のトッププレーヤーになるか予想することはできない。

どの分野でも練習こそが上達への鍵であり、遺伝子に役割があるとすれば、苦しい練習をやり続けられる性質を持つか、ではないか?と本書では語られています。

その道の師の存在

最後に、本書を読んで一番私が考えさせられた点。それは「師の存在」です。

ただ闇雲に努力しても才能は伸びない。正しい方法で努力することが大切だとうたっているわけですが、その正しい方法を見つけるためにも、それに詳しい人からの教えが必要だと。

そこを読んで私の頭に浮かんだのが、ビジネス界で大成功したSoftbankの孫正義さん。

彼は差別や貧乏から脱出するために、米国に留学するのですが、その前に「アメリカで何を学ぶべきか?」と日本マクドナルド社創業者の藤田田さんへ質問し、コンピューター関連を学べとアドバイスされたそうです。

もしもあの時、別の道に進んでいたら、違った分野、いまの時代にそぐわない分野でビジネスを始めていたかもしれません。そうしたら今ほどの成功はなかったかもしれません。

藤田田さんはIT関係の人ではありませんが、ビジネス界で成功し、アメリカとも関係の深いお仕事をされているので、適切なアドバイスができたのでしょう。

読書で人生を変える

とても運命を感じさせる孫さんの経験談ですが、でも、一般的に、その道の師を見つけるのって難しそうだと思いませんか?

孫さんは高校時代に藤田さんの本を読んで感銘を受け、この人に教えを請いたいと考えわざわざ足を運んで質問しに行ったのだそう。

藤田さんが身近な人だったってわけではないんですよね。しかも何度も門前払いされながら、諦めずに門を叩くことで質問できるチャンスを得たということですが、そもそもの始まりは読書。読書によって人の人生は変わってしまうという好例だと思うのですが、いかがでしょうか?

お勧めの本

超一流になるのは才能か努力か?

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